第47話

そうして週末

私は田端くんと勉強することになったわけだが。



「閉館日…」



やはりというか、田端くんは自宅ではなく、近くの図書館での勉強会を考えてくれていたらしい。

だが、運が悪いことに、その日、図書館は閉まっていた。



「あー…一斉清掃するみたい。だね」



田端くんは扉に貼られた紙を読んで苦く笑う。



「この辺公民館とかないし」



さて、どうしようかと私は悩んでいると、田端くんは言いにくそうに「それなら…」と口を開いた。



「俺の家、近いから…くる?」

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