第29話
肯定するような返答を反せば夏樹は信じられないとばかりに目を大きく見開いた。
「なんでアンタ!?別に美少女ってわけでもないのにっ!」
「急に失礼じゃん」
「釣り合ってなさすぎでしょ!」
「絶交」
「調子に乗りました。ごめんなさい」
即座に手のひらを返し謝って来る夏樹
だがすぐにバッと顔を上げるとまた詰め寄って来る。
「で?で!?なんで付き合うことになったの!?って告白されたんだっけ?ならアンタを好きになった経緯は!?」
目を輝かせ、私に迫って来る夏樹
私が初めて彼氏ができた報告をした時はさして興味もなさそうだったのに
相手が判明した瞬間興味深々らしい。
本当にわかりやすいというか、なんというか。現金な子だ。
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