第3話
私達は先輩方に会いにオフィスに向かう。
私達はピリッとした新品スーツを着込んでいて、会社内では明らかに新入社員と判る。
廊下ですれ違う、雰囲気のある社員たち。
廊下には自社のポスターが壁に貼られ、大きな鉢植え観葉植物が端っこに見える。
すれ違い様に先輩社員たちは一瞥し、私達に会釈をしてくる。それに私達も会釈を返す。
凄いっ!
オフィスって感じっ!
チャラケていた大島くんもいつもの表情じゃなく真剣だ。さっちゃんは顔が引き吊ってる。
栗林くんは…
私は栗林くんの顔をチラッと見た。
凜とした顔だ…。
カッコいい…。
大島くんも栗林くんも、世間で言うイケ面て言うんだろう!
たぶん…
二人ともスタイル良いし、大島くんは少し背が低いけど栗林くんは180㎝くらいあるんじゃないかな…。
髪型も二人とも似ている…。短すぎず長すぎず…韓国俳優みたいな感じ…
でも、よん様じゃない…
爽やかな整髪剤の匂いがいつも二人からしてくる…。
この二人は新入社員の女子からは人気が高かった。
ライバルは多い…。
でもライバル多いと面倒臭いのよね…。
男の取り合いって…ねぇ…。
むしろ、奪われあいたいっ!
汗
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます