復刻版13「センチMENTALゼミナール2!《未完成》」 ~あるイタリア人女性の破滅と再生~

林音生(はやしねお)

登場人物紹介

「ハヤシ・センチMENTALカレッジ」イタリア・ミラノ校にて



《客員教授》


 林美香(はやしみか)

 48歳。本業ラジオパーソナリティ。双極性障害を患っている。夫はピア作家・啓発活動家の林音生(ねお)。週に一度、この大学に客員教授として教えに来ている。教授内容は、自身の番組で培(つちか)った「こころ」に関すること。




《ゲスト》


 ソフィア・マッシマ(Sofia Massima)

 女性・38歳。元郵便局員で現在は療養中。うつ病を患っている。父・アレッサンドロの死去を契機に、破滅を経験し、これまでそこから立ち直るべく奮闘してきた。今回の破滅もうつ病によるものだと考えられる。

 弟・アレッサンドロは、ピア活動団体「グルッポ・センチメンターレ(Gruppo SentiMENTALe)の代表を務める。

 以前、美香のラジオ番組「こころのダイアローグ」にゲスト出演したことがある。




《UMINO(海野)ゼミ院生》


 林美生(はやしみお)

 女性・24歳。美香と音生の娘。双極性障害を患っている。父・音生(ねお)を大変尊敬していて、将来は父と同じ・ピア作家の道を進みたいと考えている。



 桝井裕揮(ますいひろき)

 25歳。うつ病を患っている。イタリア語を父・裕仁(ひろひと)から伝授してもらい、ミラノ校へ編入してきた。



 ジョヴァンニ・マッケローニ(Giovanni Maccheroni)

 男性・24歳。統合失調症を患っている。子供のころに読んだ林音生の作品に大変感銘を受け、この大学に入り、院に進んだ。


 ラウラ・ペペロンチーニ(Laura Peperoncini)

 女性・23歳。医者にも特定不能な病として、非定型精神病と診断されている。ピア活動に大変興味があり、ソフィアの弟が代表を務める「グルッポ・センチメンターレ」のメンバーとしても活躍している。




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