異世界最速統一物語
フェニックス太郎
第1話 異世界最速統一物語
第1章:異世界転生、狂気の始まり
タクミが目を開けた瞬間、異世界の森が飛び込んできた。巨木がそびえ、苔がヌルヌル、土と腐葉土の匂いが鼻を刺す。「キィキィ!」と遠くで鳥が鳴く。明らかに現実じゃない。一瞬固まるが、「うおおおおお!転生した!RTA開始だ!」と絶叫し、両手を天に突き上げた。頭の中で「ピピッ」とタイマーが鳴り、目が血走る。理由?無い。RTAに理由なんて要らない。
転生前は27歳ニート、エナドリがぶ飲みでゲーム配信三昧、死因は「過剰摂取で心停止」(多分)
「0.1秒で把握!森!資源あり!最高!」と叫び、地面にしゃがむ。
道具も食料もないが、「ハードモードだ!」とニヤつく。
まずは火だ。「キャンプRTA開始!」と叫び、石を拾う。手が滑り指をガリッ、「痛ってぇ!でもタイムロスは許さん!」と血まみれで削る。火打石と枯れ枝を擦り、「火花出ねぇ!気合が足りねぇのか!」と30回、汗が目に入り「目がぁ!」と叫ぶ。5分後、小さな炎が上がる。
「ふはは!キャンプRTAクリア!5分12秒!」と誰もいないのにガッツポーズだ。
次は水だ。「陶器RTA開始!」と川辺へ走る。粘土を掘り、「現代科学だ!」と丸めて焚き火で焼く。「焼き時間短縮!」と焦るが半分ひび割れ、「失敗?いや、アートだ!」と再挑戦。1時間後、歪んだ陶器が完成し、水を汲む。「煮沸消毒だ!」と沸かし、泥臭い一口に「うげっ!でも水確保!」と叫んだ。
第2章:狂気の加速
タクミは腹の「グゥゥ」に焦る。「食料がないとゲームオーバーだ!食糧確保RTA開始!」と叫び、森を走る。鳥が飛び、虫が這う。「肉だ!」と木の枝を拾い、石で削る。「弓矢作成RTA開始!」と蔓で弦を作り、「現代知識で弓だ!」とドヤる。初弾は木に刺さり折れ、「クソッ!エイムがぁ!」と地面を叩く。
試行錯誤で矢を作り直し、兎のような魔獣を見つけた。「ターゲットロックオン!」と狙う。3時間後、「シュッ!」と命中し、「ふはは!狩猟RTAクリア!3時間18分!」と勝利宣言だ。兎を焼くが皮剥ぎが下手でボロボロ、「うめぇ!食糧ゲット!」と脂で顔を汚す。牙付きコウモリ鳥が「キィ!」と襲うが、「タイムロスだ!消えろ!」と石を投げて追い払う。「俺の知識がチートだぜ!」と叫び、狂気が加速していく。
第3章:村発見、農業RTA
森を抜け、タクミは小さな村に突入した。ボロ家が並び、住民はボロ布で畑を掘る。顔はげっそり、作物はまばらだ。「拠点発見!」と畑の真ん中で仁王立ち、「お前ら!俺が農業RTAで革命起こす!」と宣言する。村長ガロウが「何だこいつ…」と目を細め、ジンが「頭おかしい…」と呟く。子供が「変な人!」と笑うが、タクミは「三圃制!灌漑!今すぐだ!」と畑に突っ込んだ。
「手で掘れ!」と土をガシガシ、泥が飛び散り「泥パックはタイムロス!」と叫ぶ。水路を引くが崩れ、「土質がゴミだ!」と再挑戦。2日後、グチャグチャな水路が完成し、収穫が1.2倍に。「農業RTAクリア!2日4時間!」とドヤる。ガロウが「神か…?」と呟くがタクミは「神?RTA走者だ!」と叫ぶ。村に狂気が根付く。
第4章:鉄精錬RTA
タクミは川岸で赤茶色の石を見つけ、「鉄鉱石だ!鉄精錬RTA開始!」と叫ぶ。炉がないので「土で作る!」と泥を積み、木炭をぶち込む。「気合で溶かせ!」と煽るが熱が足りず、「現代知識がぁ!」と焦る。ジンに「風送れ!」と強制労働させ、1日後、粗鋼のナイフが完成。「鉄精錬RTAクリア!3日8時間!」と勝利宣言だ。「武器ゲット!」と振り回す。
「次は鋼だ!鋼精錬RTA開始!」と炉を耐火粘土で補強、「高温だ!」と顔が真っ赤に。「俺、焼ける!」と叫ぶが、2日後、鋼が完成。「ナイフより硬ぇ!」とニヤつく。農具を作り、「生産力爆上げだ!」と配る。ジンが「楽だ…」と驚き、狂気が村を進化させる。
第5章:火薬RTA、銃RTA(失敗)
タクミは森で硫黄と硝石を拾う。「火薬RTA開始!」と調合し、「点火!」とドカーン!村人が「ひぃぃ!」と伏せ、子供が「爆発おじさん!」と泣く。「火薬RTA成功!」と煤だらけで笑う。「次は銃だ!銃RTA開始!」と鋼で筒を作り、火薬を詰める。「現代兵器でぶっ壊す!」とドヤるが、試射で「ドカッ!」と爆発、顔が黒焦げに。「失敗!タイムロスだぁ!」と叫ぶ。
「やり直しだ!」と地面を叩くが、村人が「やめろ…」と引く。「銃は諦め!火薬で十分!」と切り替え、「征服行くぞ!」と吠える。狂気が次の戦場へ向かう。
第6章:征服RTA(小王国)
タクミは村を飛び出し、「征服RTA開始!」と叫んだ。目標はレドニア、小さな王国だ。石造りの城壁に囲まれ、畑と家畜が広がる平和な土地だが、タクミには「タイム更新の足がかり」にしか見えない。「移動タイム縮める!」と爆弾を手に森を抜け、半日で城壁に到着する。「壁ぶっ飛ばす!」と爆弾を投げ、ドカーン!と穴が開いた。「突撃ぃ!」と飛び込み、敵兵が「何!?」と混乱する。
「俺のスピードに追いつけるか!」とナイフを振り回し、騎士団が「なんだ、この馬鹿は!」と剣を構えた。タクミは爆弾を転がし、ドカドカと建物を吹き飛ばす。「タイム縮めるには派手に行くぜ!」と笑うが、爆風で自分の服が焦げ、「熱ぃ!俺の装備がぁ!」と嘆く。敵はパニックで逃げ惑う。
3日後、国王が震えながら「降伏します!」と白旗を掲げる。
「ふはは!征服RTAクリア!10日目!」とタクミは玉座にドカッと座った。
タクミは「次は統治だ!」と地図を叩き、衛兵が「頭おかしい…」と呟く。村人たちは追いつき、「勝っちゃった…?」と呆然だ。「俺、世界取るぜ!」とニヤつき、城内で「爆発王」と呼ばれ始める。狂気が小王国を掌握し、次の野望へ突き進む。
第7章:統治RTA
レドニアを制圧したタクミは、玉座で「統治RTA開始!」と吠えた。「税制改革だ!効率上げろ!」と地図に赤ペンでガリガリ線を引き、村人に「働け!畑増やせ!」と命令する。ジンが「休ませて…」と膝をつくが、「休みは敵だ!タイムがぁ!」と肩を掴んで立たせる。農具と水路で収穫が急増し、労働力に余裕が出る。「統治RTAクリア!12日目!」と勝利宣言。
元国王が「我が民がこんな奴に…」と嘆くが、「お前は黙ってろ!次行くぞ!」と一喝。衛兵が「鬼だ…」と震え、住民が「食えるようになったけど…怖い」と顔を見合わせる。タクミは「次は兵器だ!世界統一への準備だ!」と走り出し、ジンが「まだやるのか!」と絶叫する。城の窓から見える畑は豊かだが、タクミの狂気が全てを支配していた。次のステージが待っている。
第8章:銃RTA(成功)、蒸気RTA(失敗)
タクミは城の鍛冶場に飛び込み、「銃RTA再挑戦!」と叫んだ。「今度こそ現代兵器だ!」と鋼と火薬で改良版を作り、慎重に筒を調整する。「試射!」とドン!弾が飛び、的が吹っ飛んだ。「ふはは!銃RTA成功!15日目!」と爆笑し、銃を振り回す。「これで帝国もぶっ潰すぜ!」とニヤつくが、部下が「逃げようぜ…」と囁くが、「逃げたらリセットだ!」と怒鳴られ泣く。「次は蒸気RTAだ!」と川辺へ走り、鉄と木材を集める。「蒸気機関でタイム革命だ!」と組み立てるが、鉄が足りず圧力が暴走。「ドカッ!」と爆発し、タクミは吹っ飛び、「蒸気失敗!タイムロス!」と地面を叩く。顔が煤だらけで「俺の顔がぁ!」と嘆くが、「銃で十分だ!征服再開!」と切り替える。ジンが「もうやめてくれ…」と呟くが、「RTAに終わりはねぇ!」と一蹴。狂気が次の戦場へ突進する。
第9章:征服RTA(帝国)
タクミは東部5王国を制圧し、「征服RTA再開!」と叫んだ。目標はカイザルム帝国、大陸の覇者だ。鉄と石で築かれた巨大な城塞都市、兵力5万、魔法使いを擁し、交易で富を誇る。「帝国だろうがタイム更新だ!」と走り出す。斥候が「鉄騎兵が来る!」と報告すると、タクミは火薬を撒き、「障害物だ!」とドカーン!土煙の中を突っ切り、「スピードで潰す!」と吠える。
敵将が「何!?こんな戦法ありえん!」と混乱し、タクミは銃で「ドン!」と牽制。「魔法?物理でぶっ壊す!」と水バケツで火球を消す。20日目、前哨基地を落とし、「次だ!」と突進する。帝国軍が「頭おかしい奴が来た!」と剣を落とし、タクミの狂気が帝国を震撼させた。「俺が世界一の走者だ!」と笑い、次の決戦へ向かう。
第10章:ラスボスRTA(対皇帝)
25日目、タクミはカイザルム城に到達した。兵力5万vs2000、「数関係ねぇ!ラスボスRTA開始!」と火薬を積み、「壁ぶっ飛ばす!」とドカーン!城壁に大穴が開く。「突撃ぃ!」と飛び込み、魔法使いの雷をジグザグで避ける。「避けゲー得意だぜ!」とニヤつく。
皇帝が玉座で「何だこの馬鹿は!」と立ち上がり、タクミが「タイム31日14時間!お前がラスボスだ!」と銃を突きつけた。
護衛が襲うが、爆弾で「ボス戦は派手に行くぜ!」と吹き飛ばす。結界がバリバリ割れ、皇帝が「ありえん!」と絶叫。「花火ショーだ!」とタクミが笑うが、ジンが「誰も喜ばねぇ!」と突っ込む。「我が帝国がこんな馬鹿に!」と皇帝が叫ぶが、「黙れ!」と蹴り倒す。
「ラスボスRTAクリア!」と吠え、玉座に座る。タクミの狂気が帝国を飲み込んだ。
エピローグ:次の狂気へ…
世界統一を果たした翌朝、タクミはカイザルムの玉座にドカッと座っていた。目の前には帝国の豪華な絨毯と金箔の装飾、窓からは朝陽が差し込む。だがタクミの顔は煤と泥で真っ黒、服は焦げてボロボロだ。「31日22時間、世界統一RTAクリア!まあまあだな」とニヤつき、地図を広げる。「でもまだタイム縮められるぜ!」と独り言を呟き、目をギラギラさせる。部下が遠くで「もう終わりでいいよね…?」と囁き合うが、タクミの耳には届かない。
突然立ち上がり、「次は西の未開地だ!記録更新RTA開始!」と叫んだ。玉座を蹴り倒し、銃と爆弾を手に走り出す。「人生はRTAだ!置いてくぞ!」城門を飛び出し、タクミは西へ向かった。狂気のRTAは新たなステージへ突入した。終わりなんてない。
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