作品14:『学校の七不思議 ~オカルト研究部、夏の一夜の物語~』 よしひろし・著

抽選日時:10月19日 15時

応募総数:28作品

有効応募数:19作品


作品タイトル:学校の七不思議 ~オカルト研究部、夏の一夜の物語~

著者:よしひろし

https://kakuyomu.jp/works/16818792437260849531


全10話 完結作品

20835文字

ジャンル:ホラー



 この作品を一言で表すなら、学校の七不思議をベースにしたスリルとサスペンスの物語です。

 オカルト研究部の部員達が、七不思議を制覇するため、夏休みの深夜の学校に忍び込むところから始まります。

「これはただの肝試しじゃない。未知を探求する、私たちの研究活動よ。」と意気込んでいた部長が、最初の犠牲者になります。七不思議一つにつき、部員が一人また一人と減って、最後に残るのは……といった物語です。


 まず起承転結の観点で言うと、非常に良く出来た分かり易い作品です。ホラーの不気味さを感じさせる「起」、明確な目的を示す「承」、ストーリーが進んで大きく「転」換する第四話。「結」末付近のみ、個人的には中途半端で微妙かなと思いますが、総じて好印象、楽しく拝読させて頂きました。

 物語全体は、「ホラー」一辺倒でメリハリがないと感じます。特にホラーにおいては「緊張と緩和」が大切です。「怖い・恐怖」を盛り上げるための「平穏・歓楽」シーンが必要で、前後の落差が大きければ大きいほど恐怖感が増します。ホラー映画などでもよく使われる手法で、ホラーシーンの前に明るく楽しい場面を挟みます。終始怖いだけのホラー映画は名作たり得ません。ホラーに限った話ではないのですが、ホラーでは特に重要ですので、参考にすると良いでしょう。この緩急の変化は、小説・映画以外に音楽やスポーツにも通じる部分です。音楽で言うと、例えばXの『紅』や、QUEENの『ボヘミアン・ラプソディ』などが該当します。単純な転調ではなく、前半と後半で曲調がガラッと変わる名曲です。

 文章的には、少しの問題があります。作品13と同じで無駄な改行が多く、行間も空き過ぎな「なろう的ラノベ」の書き方で、非常に読みづらく感じます。きちんとした正しい文章が書けると、もっと良かったかなと思います。地の文章はスッキリとして読み易い作品でした。

 最後に。実は作品全体から受ける印象、ストーリーの大部分が、拙作ホラー『みんなで遊ぶのって、楽しいね・・・。』に瓜二つでした。興味があれば、検索して比較してみて下さい。

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