最終募集

作品13:『煙の向こうに』 逢沢洋嗣・著

抽選日時:10月14日 0時

応募総数:28作品

有効応募数:21作品

優先応募作品:☆0…2作品 ☆3…2作品

※今回は優先枠です。抽選日時点で☆0だった2作品に加えて、☆の少ない方から優先になります。☆3の2作品の中から1作品を抽選で追加。合計3作品を拝読し、うち1作品を選ばせて頂きました。


作品タイトル:煙の向こうに

著者:逢沢洋嗣

https://kakuyomu.jp/works/16818792436455528335


全1話 完結作品

13842文字

ジャンル:恋愛



 冒頭、一点。この作品は、レーティングにチェックされていませんが、R18相当になります。法令違反に関する表現、及び倫理的な問題があり、若者への悪影響が懸念されますので、お読みになる際はご注意下さい。


 この作品を一言で表すなら、女子高生と既婚男性が織り成す人間ドラマです。ジャンルが恋愛となっていますが、恋愛要素は僅かです。

 物語は「結局、私を迎えに来てくれたのは白馬の王子様なんかじゃなく、白のスカイラインに乗ったおじさんだった。」という、いかにもシンデレラを想像させる一文で始まります。しかしこの「起」は言ってしまえば詐欺です。「迎えに来てくれ」ませんし、一般的なJKが見た目で車種を判別出来るとは思えません。この起文は作品に全く活かされていないと感じます。

 その後、「承」がないまま物語がぬるっと進行、「結」まで読んでも結局何を描きたかったのかよく分からない作品でした。起承転結の観点で言うと、基本がなっていないと感じます。

 文章的には、所々日本語がおかしい部分があります。無駄な改行と隙間も多く、いわゆる「なろう的ラノベ」といった印象です。未成年喫煙とそれを幇助する大人という社会的問題もあります。視点が突然切り替わって混乱します。男性に主体性がないためイラっとしますし、男性目線でも心情が伝わりません。視点変更の意義はなく、女性の一人称視点で全編通した方がスッキリ読めたかなと思います。

 このように問題点が多く本来は選ばない作品です。では何故選んだのかと言うと、JKの家庭環境が自分に似ていて心の琴線に触れる作品だったからです。簡単に言えば家庭崩壊、一家離散。自暴自棄になったJKがタバコに手を出し、見ず知らずの既婚男性に依存してしまう。「もうどうなってもいい」と考える事は誰にでもあると思います。その心情に共感する人も多いのではないでしょうか。

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