第23話
父の死ら一年が経過したある日のこと。
『のーん♪今日も一緒に帰ろうぜ!!』
『晶♪今日はバスケないの?』
『部活休み!!だから一緒に帰ろーぜ!』
この頃、私は同じクラスの古田晶と付き合いはじめたばかりだった。
最初は1番仲が良い男友達だった晶。
気が付くと私は晶に惹かれていた。
中学一年生。
バスケ少年への淡い初恋だった。
当時、家が近かったということもあり、ほぼ毎日のように一緒に帰っていた。
そんなある日、
晶からの告白で私達は恋人同士になった。
私にとって初めての彼氏。
晶にとって初めての彼女。
お互いが初めてとなる恋人同士だった。
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