第3話 綾瀬のこと
−ピコンッ 通知オン−
柳瀬 香奈 本日誕生日!!〜お誕生日のメッセージを送ろう!〜
あいつ、今日誕生日か。
てか、もう12時じゃねぇか〜。
大学の頃からの後輩で柳瀬とは飲み友&アニメ仲間だ。
なんだかんだで、会社も一緒になり平日はほとんと顔を合わせている。
あいつのことは、”幼なじみ”みたいなもんだ。っと思っていた。
さて!出かけるかぁ〜
電車に揺られながら、都内へ。
本屋によった。
最新作〜確かでてたよなぁ。あったコレコレ。
本屋にいると時間が過ぎるのが早いな。
もうこんな時間か・・・。
−スマホを触る音−
綾瀬〜綾瀬〜っと。メッセージ送信。
−ピロン!−
あいつ返信はや。よっしゃ行くか!
そういえば近くにケーキ屋さんあったよな。
買っていってやるか。
−ウィン。ドアが開く音−
「いらっしゃいませ〜」
ショーウィンドウ越しにケーキを眺める。
まばらに置かれたケーキ。
店内に入ったのは、19時前だったのでsold outの字が目に付く。
「すいません〜。ショートケーキとモンブラン1ずつください。」
そう言えばあいつ、何が好きなんだっけ・・・。
あいつの好きなもんよく知らねぇ。
早歩きで綾瀬の家へ向かった。
−ピーンポーン。ドアが開く−
ちょっとお洒落した綾瀬が出てきた。
髪の毛はゆるくカールがかって、口紅の色もなんだかいつもと違っていた。
スカート履いてる・・・。
会社でも、たまに飲みに行く時も、スカートなんて履いていなかった。
ちょっと気になる自分もいたがあえて、何も言わなかった。
片手にビールは持って出てきたのが、いつも通りの綾瀬でホッとした。
買ってきた漫画とケーキを渡した。
ちょっと、照れ臭そうに受け取った綾瀬を見て
”やべ、ちょっと可愛い。なんだ普段と違うからか?”
不意にテーブルに目を向ける。
誰かから貰ったプレゼントが置かれてあった。
えっ。あいつ彼氏できたのか?
いや待て、そもそもいたのか?
俺だったらもっといいプレゼントあげてたのになぁ。
くそ、漫画って。
俺は、”嫉妬”していることに気がついた。
とりあえず、肉でも焼いて気を紛らわせよう。
”俺が作る”と言ったら綾瀬は驚いていた。
作った肉を食べながらそれとなく聞くか・・・。
「お前さぁ、最近どうなの?」
やべ、直球すぎたか?
「アニメですか?」
「ちげーよぉ。恋愛だよ」
セーフ。あいつが鈍感でよかったぁ。
「別れたきりいませんね〜。」
「なんだよそれ!あっあの〜机の上のやつ…男から貰ったの?」
俺頑張れ、聞け!鼓動が早くなるのが自分でもわかった。
「気になりますか?」
「ちげーよ!彼氏でも出来たのかと思ったんだよ!どうなんだよ。」
早く言えよ。
「違います〜」
「それはそぉ〜と、先輩はどうなんですか?」
「俺は…んーまぁ。好きなやつはいるけどなぁ」
あいつ肝心なとこは濁しやがった。まぁ言わねーよな。
俺もつい、口走ってしまった!!!!!!
てか、俺って綾瀬のこと好きだったのか?
今回のこのシュチュエーションで、
俺は、綾瀬のことが好きだと判明した。
やべー、なんだか急に意識しはじめるととりあえずやべー。
とりあえず、飲んで誤魔化すか!
そうしよう!!笑顔。キラーン
その夜、俺は呑み過ぎて潰れた。
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