29、続・借り物競走

 借り物競走中、応援席で応援していると、突然友人から「来て」と手を引かれた。

 まさかと思いながらも、友人と共にゴール。

 私はドキドキしつつ尋ねた。

「お題何だったの?」

「好きな人」

 やっぱり!

「なんだけど、恋愛的に好きな人いないし、親友として好きなお前にした」

 ……別に前者でもよかったのに。

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