第7話 大敵

その話を聞いた後俺は教会に行きみんなにその話を広めた。しかし、誰一人として信じようとしなかった時だった。

男「おーーーい!!君が緑齊君だね?影炎と白伯や他の神の話を知っているのかい?僕はその宗教に勧誘したいんだ!」

彼は宗教家であり、彼曰く影炎の復活を願う宗教をしているようだった。しかし俺はそんなのどうでもよくその宗教の神父と一緒に城へ向かうと決意したのだった。

神父「ちょっと待ってくれよ!いてて!信じるけどもさ!行きたくはないよ!!いてて!ばっちいだろ!」

神父は抵抗するが俺に危害を加えれば影炎が怒るというふうに脅し抵抗できないようにし、一方的に引きずる

緑齋「何がばっちいだよ!とりま白伯に会いに行くぞ!」

神父「おいおい!冗談きついって!」

信者「おいおいおい!神父さんがいないとダメだってば!」

緑齋「んじゃお前が神父で決定な!じゃ俺らは行くぞ」

元神父「待ってくださいよ〜!行きたくありませんよ〜」

緑齋「神は見てるぞ」

元神父「はい!行きます!」

この人はだいぶ軽い人みたいだ。軽い気持ちで入信し軽い気持ちで神父になった。しかし、この世界は実力主義であり神父になるにはものすごい覚悟が必要だ。俺はそれを見破りこの人を実力者と見込んだのだった。

そして何時間か歩い先には教会が見えた。そこはだいぶボロかったが人がいるはずなので今日はそこで寝泊まりしようと考えた。

元神父「勝手に入っちゃダメだって!アポ取んなきゃ!あと何を信仰してるか分からないしカルトかもしれないじゃん!そんな軽々しく入るよな!」

緑齋「別にいいだろ。ごめんくださーい!あれ?ごめんくださーい!いないのかな?とりあえず入るか」

扉が固く閉まっており、入りずらかったのでドアを蹴飛ばし入る。そして中はとても生臭く人間の死体がたくさん倒れていた。元神父曰くまだ死後硬直が始まっていないのですぐさっき死んだとのことだ。しかし、誰がこんな真似を。そう思った瞬間後ろから声が聞こえた。しかし気のせいだと思った。しかしまた聞こえたので振り返ると老人が立っていたのだ

老人「どうかいたしましたかい?」

その老人の声は絶望的に小さかった。流石に耳がいいと言われる元神父も聞き取れなかったようだった。

元神父「この死体は一体?」

老人「わしじゃ」

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