第14話
「ケーキ買ってくれるの?」
キラキラ瞳を輝かせて聞けば、ふわりと笑った彼。
「うん、いいよ。あと、」
目の前まで来た彼は、私の腕を引っ張って胸の中へ閉じ込めた。
「杏璃を迎えに来た」
そう言って更に強く抱き締めてきた。
流石の私も苦しくて体を捩らせると、少しだけ力を抜いてくれた彼を見上げるように顔を上げる。
綺麗な瞳と目が合った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます