☆結城さんに泣かされた訳☆

第8話

結城さんを、玄関まで見送る。


「はぁ・・・」


私は、大きなため息を吐く。

2年の区切って、ホント、何だろう?


ふぅ。今日の結城さん、迫力あったなぁ。

あんな怖い結城さん、初めてだった・・


あれぇ?私、泣いている・・・・


結城さんが、怖かったから?

緊張の糸が、切れたから?

寂しくなったから?


私は、堰を切ったように、泣き出した。

子供の様に、大きな声で、

誰もいなくなった玄関に、響いていた。


本当の泣いている理由を

自分からも隠す様に。


本当に欲しいものに気が付かない様に。


忘れたくない人を、

忘れられなくならない様に。


泣く事で、涙と一緒に、

この気持ちが、流れて行く様に。


この時の私は、

まさか2年後、

結城さんが上司として戻って来るとは、

思ってなかった。

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