第52話
「だって、わざわざ帰って来たのに果歩さんと過ごせないなんて、意味ないでしょ?」
魅惑的な笑顔で微笑む隼人には、完敗だ。
いつだって想像もつかない方法で、一番欲しいものをくれる。
ああ、そうだった。
こんな隼人だから、会う度彼に恋に堕ちるんだ。
果歩は、イルミネーションを映して光る隼人の黒い瞳を、もう一度じっと見つめた。
そんな果歩を見つめ返して、隼人が徐に口を開く。
「寒いから、そろそろ行きましょうか」
「え? どこに?」
「どこって、ちゃんとレストランを予約してますからね」
「うそ、本当に? だって、食事は嘘だったんじゃ」
「俺と過ごすために、予約しています。だって、初めて一緒に過ごすクリスマスじゃないですか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます