第45話
彼の傍で、こうして顔を見て。
直接彼の声を聞くだけで。
言葉がすんなり胸に届いて、ささくれだった心が癒えていく。
小さな出来事一つ一つに疑心暗鬼になってしまったのは、自分で思っていたよりも隼人不足でギリギリだったからなのだろう。
「果歩さん?」
「……良かった」
物凄くほっとして力が抜けて、もう一度隼人の温もりに縋った。
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