第39話

「……会いたかった」




胸に顔を埋めたまま、くぐもった声で呟くと。



「俺もです」



耳元で小さく掠れたような声が聞こえた。



腕の中でそっと顔を上げると、くっきりとした二重瞼の瞳が眩しそうに細められる。



「隼人……」



堪らずに隼人の頬に右手を伸ばして、存在を確かめるようにゆっくりと輪郭をなぞる。




本当に、隼人だ。




目の前の瞳をじっと見つめると、隼人がくすぐったそうに顔を傾げて微笑んだ。

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