人が集まって、街が出来る。
街は次第に大きく近代化へと舵を執りつつ
森羅万象とのバランスを考慮され、文明と
なって行く。
だが、本当にそれだけだろうか。
昔から存在した 何か が。
そこが街となるずっと以前から息づいて
いる 者たち が。
薄暗い路地の向こうから、誰もいない
夕暮れの公園から、人の住まなくなった
廃屋の中からこっちを見つめている。
それはネットの中にも。
作者はそれを 幻視した という。
だが、本当に幻であったのだろうか。
街が織りなす光と陰を鋭く凝視した短編。
あなたにも、街の片隅に 何か が見えて
来るかも知れない。