眉村咲は無名のアイドルでした。夢を叶えるために地道に活動する彼女はついにステージに立てるチャンスをつかみます。ところがその前後から悪夢を見るようになります。
その夢というのはステージに立つ自分を睨んでる者がいるというものでした。
睨んでる人物はなぜか顔形がはっきりせず、目だけが浮かんでいるように見えるのでなおさら正体がつかみかねます。そもそも彼女は人の恨みを買うような人柄ではありませんでした。
不可解な悪夢を見るようになったアイドルをめぐる夢のようにつかみどころがなく、謎しか残らない短編小説になります。