20店舗目 (あれ? まだ大事なラーメンを紹介してなかったような)
醤油、味噌、塩。
豚骨、鶏ガラ、魚介(煮干しなど)、カレー、トリュフ。
つけ麺、まぜそば。冷やしラーメン。家系。二郎系。
ベトコン、台湾、好来系、卵とじ、イタリアン。
大体の王道って紹介をし終えましたよね。
でも、なんか忘れている気がするんですよねー。
う――ん(可愛く小首をかしげる)
↑くたばれ。
あっ。
てへぺろ←くたばれ。
というわけで、今回は鶏白湯ラーメンです。
鶏白湯ラーメンのお店を中心に、町の紹介といきましょう。
今回のお店は、名古屋市瑞穂区にあります「小麦と焼きあごすぐれ」です。
最初に紹介した町が名古屋市瑞穂区でしたが、このお店は「新瑞橋」という地下鉄桜通線の駅のすぐそばにあります。
新瑞橋は名古屋市南東部の交通の要となる場所ですね。
地下鉄桜通線と、環状線である名城線の両方が通る場所であり、昔は桜通線がなかったため、更に名古屋の東部や南部に渡るには、バスが主流でした。
そのバスターミナルがある場所が、新瑞橋です。
瑞穂区では学校が多かったり有名企業の工場があると以前話しました。そして人口も少ない方なのですが、人口密度は高いという微妙な矛盾した地域。
その理由はファミリー層の多さ。街歩きしているとわかるのは、小金持ちファミリーが多い地域なんですよ。
瑞穂区は全体を見れば平地と丘陵地帯が混在していて、丘陵地域勢の外車率やレクサス率の高さたるや。そして軒並み家が大きいんです。
そういった経済力の差をまざまざと見せつけられるエリアですが、遊ぶ町ではなく完全に生活をする町です。
ちょっとおしゃれな飲食店や個人経営カフェが点在する、有閑マダムがお茶を囲みながら人の悪口を言う(偏見)とても素敵な町です。
で、新瑞橋に戻りますがこの場所はとても生活がしやすそうです。
なんせ徒歩10分以内にドンキホーテと新瑞橋イオンがあり、ちょっとした交通の要所のためちらほらと飲食店や居酒屋、カフェなどもあります。
加えて。ラグビーやサッカー、テニスなども楽しめる瑞穂運動場に、3万人収容できるパロマ瑞穂スタジアム(2026年完成予定)もあります。
郊外地区に人口は集中しがちですが、意外と住むには穴場なのかもしれません。
で、「小麦と焼きあごすぐれ」に戻ります。
北海道産の全粒粉小麦の麺は、芳醇な味わいですし、鶏ガラを長時間煮込んで作られた白濁スープは、濃厚っぽいのにすっきりしています。
濁ったスープが白湯と呼ばれるので、豚骨ラーメンって基本白湯ラーメンです。
それを鶏ガラでやったのが鶏白湯。
豚骨よりもあっさりしてまろやかな特徴があり、名古屋でも徐々に人気を増やし、めちゃくちゃお店が増えています。
四の五の言わずに、リアクション。
白濁スープに。チャーシューは三種類もあるのか。最近増えたねチャーシューにバリエーションつけるお店。
まろやかそうだけど、あまりに濃厚すぎるお店だと、少し獣臭もありそうだけど果たして。
まずはスープ。
ズズッ。
まろやかなのにしつこくない!
スッキリというにはコクもあって、魚介の風味がいいバランスだ。
でもやっぱり、麺も含めてですよね。
ズズッ。
うん。
小麦の甘みが残っているのに、スープを邪魔せずむしろいい感じに絡んでる。
チャーシューも鶏むねと豚とですっきりから塩味ありまで、飽きずに食べられる。
地味に白髪ねぎがいい味してる。シャキシャキ触感がたまらん。
そして発見してしまったぞ。自家製ラー油。山椒とアーモンドで辛みをマイルドにしているとな。
入れるしかあるまい。
ズズッ。
ああいい。
優しさの中に詰まるほんのちょっと刺激。
たとえるなら、いつも寡黙で優しい彼が見せる、悪戯じみた無邪気な表情のような←なぜ女性目線で例えた?
これはいい塩梅。
ふぅ。
やさしさに、包まれたなら←パクるな。
割と限定ラーメンを多く出していたりするため、いつもと違う味を楽しみたい時にもお勧めのお店です。
名古屋駅から行くとすれば、地下鉄東山線で栄まで行き、名城線に乗り換えて20分ほどで新瑞橋まで着きます。
決して派手な町ではないですが、生活感が息づく町の息吹を感じてみるのも一興かもしれません。
小麦とやきあごすぐれ
名古屋市瑞穂区洲山町2-30-2 フレックスビル1F
おすすめメニュー:焼きあご白湯ラーメン1000円 冷製担々麺1200円(夏季限定)
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