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星がほしーので本日2話目の投入です。
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驚愕の鑑定結果ではあるが、前回で慣れてしまったハヤテは早々に関係各位へと通信機で指示を出し始める。
神主や鑑定士は関わりを避けるようにサッサと守秘義務契約にサインをして足早に退出した為この場で話し合いが始まった。
「リョウ、学園を卒業後どうしたい?わしはお前をクオン公国に縛り付ける事は困難な事になった思っている。時期元首はシンヤで決まっているし既に国の統治の一端を担っている。本来であれば、巨籍降下かエスクード家に婿入りなんだがな。」
エスクード自治領を統治する一族は自治領発足以来天使族が行なっているが、天使族には女性しか生まれない為、代々クオン公家から婿入りしている。
当然現当主もクオン公家から婿入りしている為、生まれた時から候補の1人で有ったがここで公妃のサラから待ったが掛かった。
「いえ、婿入りはまずいし巨籍降下はもっとまずいわ。言葉は悪いけどシンヤのスペアとして公家に残すのはアラタで十分だし、シンヤに子供が出来た時点で婿入りさせれば良いのよ。それにマヤもまだ若いんだしあと何人か子供を産ませなさいな。」
「そうは言うがな、幾ら自由に動ける様になるからと言って平民に落とす訳には行かんぞ?」
「誰が大切なリョウ君にそんな仕打ちをしろって?そんな訳ないでしょ。有るじゃない公家に所属しながら自由に動き回れる立場が。」
冷静な様でやはり混乱状態で頭が回ってないハヤテだったが少し考えた後、答えが出た様だ。
「そうか、なぜ忘れていたんだ!元首弟に封じれば良いのか。それならシンヤやアラタにもしもの事が有ってもリョウが時期元首に選ばれる道が残るな。」
「そうよ、明確な役職や役割が無い立場なら自由に動き回れるし、もしもの時は色々な事案に介入出来るわよ。クオン公家の立場を残すのにはそれしか無いわ。」
サラは少し涙ぐみながらリョウの手を取った。
「リョウ、貴方は今は何か分からないけれど、とても大きな運命を背負わされていると思うわ、こんなに特別な才能を与えられているんだもの。でも、その大きさに負けないで自由に思うままに生きなさい。」
(前世も今世も良い家族に恵まれたな。)
「はい!これからも努力して、どんな困難も乗り越えて世界を守ります!」
そう宣言した途端、涙ぐんで手を握ってたはずのサラが突然立ち上がりリョウの耳元で囁いた。
((貴方実は色々知ってたり、聞いてたりしないわよね?この5年間で魔法レベルとか凄い鍛えてるみたいだけど?それにポロッと世界を守るって言っちゃってるわよ))
図星を突かれ何も言い返せないで黙り込むリョウ。更に追求されたら逃げようと構えていると諦めた様にサラは
「ま、良いわ貴方の好きなようにしなさい。それで入学までにはまだ時間が有るけどこれからどうするの?」
「う、うん。授かった力も確認したいし入学試験の準備をしながら領都のダンジョンに通うよ。冒険者登録も12歳の時にしてるし初めてって訳じゃ無いから。」
すると通信機で話していたハヤテが凄い勢いで此方を睨んだ。
「何をやっとるんだお前は!あれ程職を得るまでは危険な事はするなと言って有っただろうが!!」
「だってサクラ姉様が学園の長期休暇で帰ってくる度に拉致って来るんだもん!幼体でも守護獣が強いからって。」
(今まで冷静だったのに頭抱えちゃったよパパん。)
「何でそんな所までサラに似るんだあいつは・・・(因みに色々サラに似ている)嫁の貰い手を考える身にもなれよ(ボソ)」
「あ〜ら〜、それは私の事を言っているのかしら?(激怒)」
(いや、ママんの後ろに般若が見える気がするんだけど、ガクブル)
「あ、いや、その何でも無い!何も言ってないから!だからいつも何処からそんな刺々しいメイスを出すんだ!さあ、取り敢えず帰るぞ。」
慌てて部屋を出て行く父とメイスをぶんぶん振り回しながら追いかける母を見ながら今世でも結婚はしないで良いなと思うリョウだった。
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