第13話、マーシャ、勝負に出る!

それからすぐにマーシャちゃんが来てくれたのは良いけどもしかして先程の様子など見ていたと聞くとマーシャちゃんは全部は見ていないからと言ってくれた。


一部は見られてしまったかと少しばかり恥ずかしくしながらも全ては見られなかったとして喜ぶべきだろうなと思い直した。


それから俺たちは映画館やゲームセンターなど恋人が行きそうな場所を回ってゆっくりとしていた。


それにしてもこれで大丈夫なのかと思いたくなるけど向こうも満足している様子だから問題はないかなと思いながら過ごしていた。


そうして夜になり始めてきたのでそろそろ本日に泊まるホテルに向かおうと言い出すとマーシャちゃんは赤くなりながらそうですねと言ってきてどうして赤らめているのだと思いながら進むとその理由がわかった。


予約したホテルがそのラブホテルみたいな場所でありそれでこんな事になっているのかと理解をしてしまった。


本来ならば滅茶苦茶に嬉しい展開になってくれるかもしれないが相手はあのマーシャちゃんである。


こんな感じにしているという事は間違えた可能性が高い、それで勘違いして襲って嫌われてしまったら間違いなくショック死してしまう。


それだけは避けたいけどここまで来たら少しばかり期待しても良いよなと思いながらそのホテルの中に入り始めるのだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


いやーーー!!遂にやってしまった!!私はついつい寝ぼけてしまったのかそれとも女の欲望がそうさせてしまったのか予約したホテルがラブホテルだったなんて気がつけば良かった。


翔也さんも苦笑いしてこちらを見てくれていたけどもしかしてそのラブホテルみたいな事をしても本当によろしいのでしょうか?


女の欲望は本当にそこが知らないのですか、一旦理性がなくなれば女は本当に獣になってしまうのにどうしてそこまで余裕をしているの、翔也さん!?


もしかしてこれは誘っている・・・いいえ、理性をしっかりと保ちなさい、私!


ここで勘違いをして嫌われたら私の未来は真っ暗になりまた自殺コースになってしまうわ。


ここはまずはと思いながら私と翔也さんは部屋に入ると本当に雰囲気が出ていますねと私は恥ずかしい思いをしながら言うとそうだなと返答をしてきた。


すると翔也さんが私に対してベットで横にならないかと誘ってきた・・・・・・もう、良いですよね。ここまでしてきたら翔也さんにも非がありますよねと自分自身に言い聞かせながら向かい始めた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



それにしても本当に雰囲気が出ているなと思いながら周りを見ていると急にマーシャちゃんが俺を押し倒してきた。


どうしたの!?マーシャちゃん!!と聞くとマーシャちゃんは息を荒くして翔也さんにも非がありますからねと言いながら服を一部脱ぎ始めていたので俺は赤くなりながらストップストップストップストップと必死に言ってから言葉を出して話をした。


「マーシャちゃん!ここからは本当に好きな人とやるべきだと思うだよね。俺は君の事が好きだけどここは冷静になって」


「翔也さん、私は落ち着いていますよ」


「マーシャちゃん、落ち着いている人は男の上に跨いで息を荒くしていないから今のマーシャちゃんは確実に獲物を狩る目つきになっているから」


そう言っても彼女の意志は変えられないというか本能に支配されているという方が正しいのかもしれない。


とりあえず言えるのは・・・・・・・・マーシャちゃんと両想いだった!!滅茶苦茶に嬉しいーーーー!!やったーーー!!


・・・・・って!判明してから0秒感覚で襲われる寸前なのですけど!?


責任は取りますからと言って俺の服まで脱がそうとしてきたので俺は恥ずかしいと思いながらも逆にマーシャちゃんに対してキスをして反撃をするとマーシャちゃんは全身が真っ赤にしながら慌て始めていたので俺は押し倒した。


ならばこうして守るよりも攻めてなんとかするしかないとして俺は攻め始めたがするとマーシャちゃんが真っ赤にしながらこれってもしかしてと言いながら赤くなりそのまま気を失ってしまった。


・・・・とりあえず助かったのかと思いでゆっくりとしていたけどこれで俺の事が少なくても嫌われてなくて好きだと言われたのでこれからはもう少しばかり積極的になっても良いかも知れないな。


そう感じながらも今日は疲れてしまったのでそのまま休む事にした。


それに隣でマーシャちゃんの寝顔を見られるのでこれはこれで良いなと思いながら休んで翌朝になるとマーシャちゃんが人生最大の好機を見逃したー!と悲痛な叫びをして目を覚ますと俺はどうしたのと聞いた。


するとマーシャちゃんが慌てながら何もないよと必死に弁明をしていたので俺は素直にマーシャちゃんに対して気持ちを伝える事にした。


「その〜マーシャちゃん。俺はマーシャちゃんの事が好きなのであるよ。だからね、今度はもう少しばかり雰囲気を作ってからその行為をしないか」


そう告白をするとマーシャちゃんは私の人生に悔いはないと言いながらその場に嬉しそうにして倒れてしまった上に何か魂みたいなやつが出ていたのですぐにマーシャちゃんの体に押し込めて現世に留まらせた。


その後に色々とあった事は言うまでもない。

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