第10話、図書室での出会い

さてと今日は放課後でゆっくりと図書室でゆっくりと本を読んでいた。


必死に何とかしてこの嫌われている状況を打開しようとしているのだけど俺と話し合おうとしてもこの姫王子め、こちらまで姫扱いにされるからやめてと言われてしまっていた。


そんな姫なんて伝染らないから安心をしてほしいのに全くも俺は周りから相手にされずに嫌われていた。


今、現在で平気な顔をして話してくれるのは本当に僅かでその中でも仲が良いのは最上マーシャちゃんと山中鈴花ちゃんの二人しか女子ではいないと言うかなり大変な状況である。


最上マーシャちゃんは今日は家でお母さんと一緒に新しい企画を考えると言っていたし山中鈴花ちゃんは薄い本を買いに行きたいから今日はごめんねと言っていたから一人なので今ならば図書室で知識を増やすチャンスだなと考えた。


その為にまずは色んな知識を増やして対策をしないとならないのに俺はついつい三国志に目を向いてしまって読んでいた。


そう俺は読んでいる本などは歴史ものばかりで俺は昔から歴史が大好きで源平合戦、南北朝時代、戦国時代、幕末と日本の歴史ではこの辺りで中国で言えば春秋戦国時代、劉邦と項羽の時代、三国志とかこの辺りが大好きである。


そんなことでその辺りの歴史の本を読んで楽しんでいた。家だと残念なことに煩いのがいるので静かに読書など出来ないのでここでゆっくりと読んでいた。


本当にここには人が少ないから助かるなと思いながらしていると図書委員の一人がどうしてここにいるのよととても嫌がる声で聞いて振り向くとそこには同じクラスになった佐々木玲香がいた。


佐々木玲香、見た目は紫銀色のポニーテールをして胸は他の人に比べて控えめであるがそれでもCカップ以上を持っている美少女であり俺の事を恋を邪魔する敵と認識しているというのだ。


結果的にそうなっているだけで意図的に邪魔をしている訳ではないからねと思いながらも信じてくれないだろうな。


静かに読みたいだけなのにと考えながらも無視をして本を読み始めていた。向こうも静かに読んでいるだけなのでそれ以上の事は何も言わずにしていた。


そうしてやはり三国志は面白いなと次の本を取ろうとした時に偶然にも佐々木玲香と鉢合わせしてしかも向こうも三国志を読んでいたのだ。


「何だ?佐々木も三国志が好きなのか?」


「別に良いじゃない!貴方には関係ないでしょう。それに三国志の英雄たちは男で格好良いから」


「それは滅茶苦茶に分かる!三国志の英雄たちは本当に良いよな、ちなみにどの場面が一番好き?」


「私は劉備の義兄弟である張飛が長坂橋で曹操軍を一人で足止めをしている場面とかは好きだけど・・・・」


「佐々木・・・お前、よく分かっているじゃないか!!本当に一人で大勢を守る姿は本当に憧れるよな。俺もその場面は滅茶苦茶に大好きだ。せっかくだから好きな歴史とか一緒に語り合わないか?」


そう言うと姫王子なのに女まで堕とすつもりなのと恥ずかしくしながらも承諾して俺は歴史をお互いに語り始めたがここまで歴史に関して語り合うのは久しぶりでとても盛り上がった。


この佐々木玲香ちゃんは歴史の趣味が滅茶苦茶に気が合う。


話していてとても楽しいと思えた、しかも三国志以外にも色々と知識もあり幅広く話し合っているといつの間にか下校時間になりあっという間に過ぎてしまったなと少しばかりショックだった。


「はあ〜、とても楽しく話せる人と出会えたのにもう下校しないとならないのかよ。男性のお願いとして聞いてくれないかな?」


「それはいくら何でも無理だと思うよ、でもこうして私も歴史に関して語り合うのは久しぶりで本当に楽しかった」


まさかこんな所に趣味が合う人と出会えるとは本当に人生って分からないよなと感じていた。


せっかくだから連絡先も教えてくれると助かると言いながら俺の連絡先を教えておいた。


すると私なんかに教えて良かったのと聞かれたので俺は普通に話して楽しい人と連絡出来る状態にしておきたいからねと言いながら連絡先を交換するのだった。


そうして俺は家に帰り始めながら歴史に関してでこれからのことを考えていた。


実は前の世界で俺はゲームセンターのゲームでハマっていたやつが他にもあるのだ。


それは大戦シリーズである、大戦シリーズは軍隊を動かして戦うゲームでその隊長が例えば曹操のカードなら曹操が部隊の大将になりそれがいろんな歴史の人物が集まってデッキを編成して戦うのが大戦シリーズの楽しみにである。


この世界でもやりたいとして今度、最上マーシャちゃんのお母さんが経営している株主総会に参加してこんなやつをお願いできませんかと企画をしっかりと作って提案をしよう。


もしも通ればエンドオブデェステニー以外にもやり込めるゲームが増えるので楽しみで仕方がないと思っていた。


それに歴史の人物が登場するゲームならば今日、知り合った佐々木玲香ちゃんにもオススメ出来るからな、彼女も歴史が好きならばハマるだろうなと考えているとせっかく連絡先を交換したのに何も連絡しないのはまずいとして俺は連絡を送るのだった。



(今日は本当に楽しかったよ!また、歴史で語り合えるように今度はゆっくりと時間を作って話し合おうね。それではお休みなさい、玲香ちゃん)



こんな感じに送信をしておけば最低限ぐらいはなるでしょうと考えていた。


前の世界でも連絡先を交換したのに全くも使わないと怒られていた記憶があるので今回は本当に最低限ぐらいはしておかないとならないなと考え行動をした。


そう言えば佐々木玲香ちゃんの好きな武将とか誰のか聞く前に終わってしまったから今度はしっかりと聞く時間を作って話し合いたいなと思いながら今日は部屋でゆっくりとするのだった。

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