第7話、姫王子だから何?
そんな楽しい春休みもあっという間に過ぎ去ってしまった。
春休みは本当にエンドオブデェステニーばかりをしていて今年度で彼女を三人作らないと退学になってしまうのに呑気に遊んでいたけど最上マーシャちゃんのお母さんが運営する会社の株が信じられないぐらいに跳ね上がっておりこれだけでも本当に暮らせていけるのではないかと思ってしまうぐらいに。
それと同時にそろそろ連絡でもしてくれると助かるのになと感じていた。あれほどに一目惚れをしたのは初めてだったのでまた会いたいなと心の底からそう願っていた。
再会してからどんな内容を話そうかと全くも考えていないのにと俺自身の計画のなさにこれが恋の盲目と言うやつなのかなと感じていた。
まあ、それは一度置いといて先程にも話したがそれでも無職にはなりたくはないので出来る事ならば働きたいかなと考えながらも学園に来ていた。
学園に到着すると相変わらずに男子たちが集まってきて一緒に行動しようと言って共に行動する事にした。
それを見ていた女子たちがあの姫王子め!と言いながら殆どの女子たちが敵対心を出しながら俺を見つめていたけど君たちも男子に対する態度を変えたらそこまで横槍とかしないからねと思いながらも言ったところで信じてくれないので気にせずに体育館に向かうのだった。
本当に周りからはあの姫王子をオス堕ちとかさせる猛者はいないのと嘆いていたけど何を求めているのだ、お前たちはと思いながら進んでいると周りの男たちが女子達を見て話していた。
「本当に女性って獣だよね、男の事を獲物しか見ていないよ」
「そうだよね、この前だってわざわざ自分たちの裸を見せてこようとしていただよ。変態以外何者でもないね。そんなものを見せて喜ぶ男なんて存在しないのに」
何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!そんな事をしてくる美少女が存在するのか!!教えてほしい!滅茶苦茶に教えてほしい!!ぜひともその美少女と仲良くしたい!!←※ここに1名います。
それを聞いた俺はすぐにその人のことを詳しく教えてほしいとお願いをするとどうしてその人の事を知りたいのですかと男達から疑問の声が上がったので伝えた。
「だって彼女を知っておかないと対策出来ないではないか」(恋愛的な意味で)
「!!そうですよね、自分たちの考えが足りませんでした。翔也お兄様、申し訳ありません」(変態に対して対策する意味で)
そうして微妙に何か勘違いしている様な気がするけど今は気にしないでその美少女の話を聞くことにした。
その話の話題になっている美少女は山中鈴花、ピンクのロングヘアーをして更にはかなりの巨乳だと言うのだ。
それを見せつけてくる相手の気持ちも考えろよと男達は文句を言っていたけど俺は是非ともお願いしますと言いたくなるぞと思っていると周りの男たちがあの女ですと言って指を指した。
その方角には俺の好みの美少女がいたのである、あれが己の裸を見せてくるなんて・・・・この世界最高だー!!
※この人は前にこの世界に対して絶望をして来世に期待していた男です!
本当に楽しくなってきたなと考えながら進んでいると体育館に入り中は女性の匂いが充満しており男達は頑張るぞと言って結集して何とかして女性の匂いを誤魔化そうとしていた。
俺はそんなの気にしないから平気で孤立しても何ともしていないと男達から褒め言葉をもらっていた。
「流石!翔也お兄様!!自分達ができないことを平然とやっている!!そこに痺れる憧れるー!!」
うん?何処かで聞いたことがあるセリフだなと感じながらも気にしないでおく事にした。
そうして学園長からの話が長いなと感じながら俺は待っている間、エンドオブデェステニーのデッキ編成でも考えて待つことにした。
そうすれば眠くなることはないし時間も潰せるからなと思いながらしているとあっという間に話が終わって解散になった。
さてと新しいクラス分けはどんな感じなのかなと思いながら暮らすわけが貼られている場所に向かうとそこで姫王子と一緒とか最悪〜と言いながら嘆いている美少女いたけど地味に傷つくからなと思いながら見ていた。
それにしても今回のクラスはA組でありしかも俺しか男がいないのかと感じて他のクラスには2〜3程配置されておりなるほどなと感じてみていると他の男子から翔也お兄様と心配そうにしてくれていたけど俺は言葉を返した。
「いいや、これで良いのだ。俺が一人の代わりに他のクラスでは男子の人数が増えてとても過ごしやすくなっているではないか。俺の事ならば心配しなくても良い、だから頑張って学園生活をしようぜ」
俺がそれを言うと周りの男たちはお兄様ー!と感動をしていたけど単純に周りから男子がいなくなるので基本的に守る必要がなくなるからな。
それならば女子とも仲良くするチャンスが到来するのが上がるからなと本心ではそう考えていたが向こうの男子たちには間違いなく別の意味で伝わっているだろうなと思いながら俺はクラス分けをした教室に向かうのだった。
どんな美少女達が待ち受けているのか楽しみだなと思っていた。それに先程に話題なっていた山中鈴花は見事に俺のクラスに配置されたので内心では滅茶苦茶に喜んでいた。
もしかしたらそんな美少女ならばやってくれるチャンスが増えると信じて。
そんなウキウキにしていたせいで俺はある大切なものを見落としをしていたのだ。この時の俺にもう一度戻ってしっかりと見直せと言いたい。
何故ならば・・・・・・
今年度からの転入生、最上マーシャ、2年A組
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