中学三年の卒業直前、信頼してた先生が突然おかしくなって「ゲームをしよう」と言い出すバトルロワイヤル的な世界線、です。
結果的に命を懸けたデスゲームが始まってしまいます。
この作品も、今の世相を反映しているなと思うのです。若さ故のまっすぐさの反映である仲間を信じたい、夢を捨てたくない、誰かを守りたい。
でもとっても残念ながら、そんな気持ちとは裏腹に生きるためには、誰かを犠牲にしなきゃいけない、そんな状況がこの物語の中で展開されます。
絶望の中で小さな希望を探す話が好きな方に刺さる気がします。
そして、実は1番読んで欲しいのは、大人の方なのかもしれません。
U24作品です。