歌って踊って、ファンサするアイドル。 ひと言でアイドルと言うより、職業としてのアイドルを描いた作品でしたね。 私は仮の姿より、真の姿を見てほしいと思ってしまうので、真似をしたいとも思いません。 素の姿で愛されるのは、限界があるのかもしれませんが。
社長に顔の良さを評価され、幼馴染に後押しされ、妹たちのためにアイドルをすることになった主人公のお話です。と書くと受動的な印象がありますが、主人公の美点は「純心」です。心が清らかであるがゆえに、ネガティブな部分があるのではないかなと自分は思っています。しかし、読んでいくと、その純心こそが主人公をアイドルたらしめる存在にしていることが分かる、そんな作品です。読み終えた後、彼の今後を応援したくなっていることでしょう。
アイドルの大変さを知るときっと皆アイドルに尊敬の念を抱くのかなって思います。アンチだなんだとかいるでしょうけど、自分のファンを最優先に。恋愛がどうこうは賛否あるでしょうけど、ファンのためにを貫ける人はかっこいいなと思いました。