two.

第30話

目の前にある無駄に高いマンションを見て呆然と立ち尽くす。



なにこれ、こんなとこに住んでるの?一体何者?




バイクを停めに行った3人が戻ってきたのを横目で見ながら顔が引きつるのが分かる。






どう足掻いても逃げられないことを理解して迎えに来たらしい車に言われるがまま美緒とふたり乗り込んだ。


厳つい運転手に挨拶しながら、この人免許持ってるのかな、とどうでもいい事を考えながら街の景色を眺めてたら連れてこられた高いマンションの前。





美緒は終始嬉しそうに楽しそうにしていたけどあたしは全然楽しくない。





出来れば今すぐ逃げ出したい。

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