③
愛ちゃんは僕の質問に、少し考えてから答えた。
「えっと…娘ちゃんには言ってるよ?」
「え?」
今度は僕が面食らって愛ちゃんを見た。
「離婚した後に、娘ちゃんからパパがいなくて寂しくないの?って聞かれたの。それで、ママには娘ちゃんがいてくれるから幸せだし、実は好きな人がいるから寂しいなんて思わないよって伝えたの。会わせなかったのは、宏の負担になると思ったから…。娘と会うってなったら、重いし、しんどいかなって」
そうだったのか…
なんて勘違いをし合っていたんだろう。
話し合わないと分からないことだらけだ。
「娘ちゃんとは会いたいし、僕を父親とは思えなくてもいいから仲良くなりたいなとは思ってるよ」
愛ちゃんは感激したような目を僕に向けた。
「嬉しい…」
そして抱きつくと
「宏大好き」
と言った。
「うん、僕も」
僕はそっと胸から愛ちゃんを離して、唇を唇で塞いだ。
「何年でも待つから、僕との未来を考えてくれる?」
愛ちゃんは今度は笑顔でコクコク頷いた。
「ありがとう。今度指輪選びに行こうよ」
そう提案すると、幸せそうに笑ってくれた。
その笑顔があまりにも可愛くて腕の中に閉じ込めると、またキスをした。
このままだとカーセックスが始まりそうだから、なんとか理性を取り戻して愛ちゃんに
「またメールするね」
と言った。
「…もっとキスしたい…」
うーん。我慢できるだろうか?
「このままだと、抱きたくなっちゃうから」
ちょっと困ったように笑ってやんわり断ると愛ちゃんからキスをしてきた。
「最後までしてもいいよ…」
「わあ、悪い子だね」
久しぶりにそんなセリフを言ったような気がする。
愛ちゃんは嬉しそうに笑った。
ドMでちょっとえっちな可愛い僕の彼女…いや、婚約者?
********未来編終わり********
次回、指輪編💍♡
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