剣士二人の気ままな旅路は、酒場の笑い声と草原の寝心地に彩られ、どこか心地よく風に流されていきます。怪物退治という大義は、村に戻れば拍子抜けの顛末に終わるけれど、その肩の力の抜けた展開がまた愛おしいです。布団を抱えて再び道へ出る二人の姿に、強さよりも自由と友情を謳う物語の魅力が詰まっている。読後には、きっとあなたも「空の下ならどこへでも」と旅に出たくなるでしょう。オススメです!
主人公2人が自由に生きているなと感じるので読んでいてなんだか気持ちが良かったです。