第15話 科学はウソつかない。ひとは科学をダシにダマす。
(曲は近況ノートのリンクから聴いてください。こちら。
https://kakuyomu.jp/users/kyuno-kana/news/822139837311644924 )
今週のグチコーナー。JRの改札のところの窓口がクソというお話を一席ぶちたく思います。
往復で切符を買って帰り、切符をなくしました。改札はいってから財布を出し入れするくらいしかカバンを触っていないし、ポケットというポケットはチェックしました。もちろんありません。あったら切符なくしたって言わない。
改札の係員、わたしが切符なくしたというのをきいて、もう一度バッグとか探してください。おいおい、子供じゃないんだからさ。なくしたって言ったらなくしたんだよ、ないからきたくもない改札の窓口に並んで順番待ってたの。
でも、もう一度バッグなんかをチェックしないかぎり話が進みません。クソがっ。
改札通って一度もさわっていないところまでバッグを念のためチェックし、ポケットもチェックしてあらためてなくしたと申告。切符代もう一回払えというから、切符買ったときの領収書を見せてどこから乗ったと証明したのですけれど、窓口担当の駅員は、領収書は切符じゃないんで、だって。そんなことは言ってねえ。どこからの切符が必要かわかるように領収書を見せてやったんだろうがっ。
なんなの、乗車賃を2倍払うんだから上客でしょ。態度がなってねえ。すぐ手前の駅から乗ったと言えばよかった。
てなわけで、カスタマーセンターにくるひとは困ってやってくるのです。困ってる人に態度わるいと、嫌われます。カスタマーセンターにどういう人物を配するかで会社のイメージは悪くもよくもなり、カスタマーセンターにやってきた客が二度とその会社と取引しないか、感謝されて会社のファンになるかもかわってきます。カスタマーセンターの人選や教育は大事だなあというお話でした。ウソです。腹立っただけの話でした。JRはクソ。
スイカはぜったい使わない! ビューカードも作らない! ナイン・ウェイブズはJRを敵と認定しました。レッツ・ファイト!
(1曲目)
そろそろメタルが恋しくなってきたんじゃないか? だが、封印中だ。今週1曲目は、ザ・ブルーハーツ「トレイントレイン」。
(ここで曲を聴いてください♪)
出だしにピアノの演奏と歌が合っていないと感じる部分があります。あれでよいのですかね。
ギターのアドリブ演奏で言われるのは、縦があっていなくても横があっていればよいということです。どういうことかというと、縦というのは楽譜の縦のことです。ほかの楽器とコード上で合わなくても気にするなってことです。横というのは、自分の演奏の流れです。メロディー的におかしくなければオッケーということ。初心者はコードに合わせてフレージングするところからはじめるのですけれどね。守破離みたいなことですかね。
(科学はウソつかない。ひとは科学をダシにダマす。)
わたくしは数学が好きというド変態です。科学全般だいたい好きです。だもんで、科学をダシに使ってひとをダマすやつが許せん。本日はそんな話からしてまいりたいと思う。
まず、戦前の話です。蓑田胸喜といったかな、アジテーターがいました。天皇機関説という法律分野の学説がありまして。蓑田は、天皇を機関車と一緒にするとはケシカランと頭おかしなことを言った右翼です。自分が機関と機関車を一緒にしてるのにね。
蓑田が書いた文章を国立国会図書館のデジタルなんとかサービスでダウンロードしてちらっと読みましたけれど、科学的でなければイカンと言って、科学、科学なのですけれど、言ってることがどこも科学的ではないという始末。殺されてしまった安部首相の一味の、おかしなことでも言ったもの勝ちのスタイルです。
当たり前の話なのですけれど、当時は天皇がトップの時代だったものの、なんでも天皇天皇で国が動くわけではありません。いまだって同じ。大臣がなんでもはやらない。むしろなにもやらない。
昔の天皇だって、いろんな仕事を部下に割り当ててかわりにやってもらいます。大臣というのは、臣が家来って意味だから、天皇の家来のリーダーって意味です。家来どもが天皇の名前で天皇の仕事をかわりにやるのです。
天皇もわきまえているから、自分からなにか意見を言うことがない。戦争を始めたのは天皇ではない、A級戦犯として裁かないでねというときの根拠になりましたな。結局、天皇の命をすくいました。
そんな仕組みを天皇の機関といって、それが当たり前だよねという説が天皇機関説だとわたくしは理解しています。たぶん合ってる。
ちなみに、昔は国民と言わずに臣民と言いました。日本人全員天皇の家来って扱いです。家来だから天皇のために戦争に行け、死んだら靖国に祭ってやるからよろこんで死ねと言っていました。滅んでよかった。今でも同じような感覚の人間がのさばっていますけれどね。滅びろ。
天皇機関説というのは憲法学の分野なのだそうで、東大の憲法学の先生が総元締めです。東大は官僚を育てる機関ですから、官僚はみんな天皇機関説を教えられて就職していきました。自分たちの仕事の根拠となるものだから当たり前ですな。なんでわたしが天皇のハンコここに押していいの? 不敬罪で死刑になるんじゃない? なんて言ってたら仕事になりません。私の言うことは天皇の言うことじゃー、文句はゆるさーんと言っていましたね。
天皇機関説にケチをつけて東大の先生を攻撃し、戦争に反対する勢力を排除、軍部にナイスパスを渡したのが蓑田なのでした。国民からしたら大罪人ですな。似たような人間はいまでもいるでしょうけれど。大罪人にしないように早めにボコボコにするのが吉です。
(2曲目)
本日2曲目はラップですか、オレンジレンジ「ロコローション」。
(ここで曲を聴いてください♪)
ロコモーションかと思っていたのにちがった。紛らわしい。ほかにロコモーションと言うと、ガンズ・アンド・ローゼズになってしまいますからね、封印ということで。ちょっとしたちがいには目をつぶることにしました。
(科学はウソつかない。ひとは科学をダシにダマす。)
天皇を機関車と一緒にするななんて言うアホな話にそうだそうだと乗っかるアホウの集まりが日本だったのですな。そりゃ勝てもしない戦争に突っ込んで行くわけですよ。
電話が、電線を手紙が伝ってゆくものだと勘違いだってするってものです。
東大のおエライ先生の学問的な説に、アホウな一般人がケチをつけようってのがまちがっています。一般人でもないけれど。今でもそんなアホウが大勢を占めるのかもと思わせる事件がありました。
STAP細胞事件です。情報番組を見ただけのオバカさんが、にわか分子生物学者になって研究者を叩きました。しょうもない。
生物学実験というのは、むづかしいのです。ノウハウがないと失敗します。ノウハウは論文には書きません。せつかくのノウハウを公開してしまっては、この先の研究で他の人に先を越されるかもしれません。
iPS細胞が有名になったのに、なんもわかっていなかったのですな、一般人。そんなものですけれど。
iPS細胞は、候補の遺伝子が絞られて作り方がほぼわかったという段階から必要な遺伝子を特定するのが大変でした。なぜなら、実験の成功率が低かったから。実験を繰り返すうちにコツをつかんで成功率をあげられて、iPS細胞の作り方が間違いないところまで行って論文になりました。
大きな進歩がある論文が発表になると追試といって再現実験をやるひとがいます。同じ分野を研究しているひとたちですな。たいてい失敗します。だってノウハウが足りないから。追試する人たちだって同じ分野を研究しているのですから、いろんなノウハウをもっています。でも新しい結果を再現するにはノウハウが足りないのが当たり前です。大きな一歩についていくのは大変。
追試がうまくいかないからって、簡単に論文はまちがっているなんて言いません。いや、合っていますけど? と本人に再現されたら恥をかくだけですからね。
それではどうするかというと、結果を出した研究者のところに、下で働かせてくれって言って弟子入りします。
偉い先生なら、自分の弟子を送り込みます。技術を盗んでこいってね。君のためになる、行って勉強してきたまえというわけです。
結果を出せば一気に人手が増えて、さらにつぎの研究が進む。学問の世界はこうなっています。
山中先生のところにも世界中から優秀なひとが集まりましたね。最初は他にiPS細胞作れるところがなかったのですから。
(3曲目)
本日は日本の曲ばかりになりそうな予感です。3曲目は、久保田利伸「1, 2, Play」。
(ここで曲を聴いてください♪)
アニメ「Let's Play クエストだらけのマイライフ」の主題歌でした。なんも変わり映えしない異世界もののアニメっぽいのに主題歌が久保田利伸って、贅沢ですな。利伸の無駄遣いにならないとよいのですけれど。
録音がよいと思いましたよ。音が前に出てきますな。目の前で歌っている感じがあります。よいエンジニアを使ったのでしょうね。
(科学はウソつかない。ひとは科学をダシにダマす。)
電気刺激でiPS細胞ができるとわかると、つぎは別の刺激でもいけるんじゃない? とみんな考えます。考えました。STAP細胞を研究するひとも大勢いました。
あの研究者が論文を発表したときも、そんなわけないSTAP細胞なんてあるはずない、なんて反応にはなりません。やっぱなぁー、くそー先を越されたぜーとなりました。たぶん。
ところがところが、その論文が杜撰だとなり、研究ノートもロクにないとわかって叩かれ、なんとお茶の間の一般人がSTAP細胞なんてあるわけないだろとまで言い出すことになります。
あなた生物学実験のことなんも知りませんよね、研究の世界の流れなんて知ってることひとつもありませんよね、今研究してるほかの生物学者に向かってそんな恥知らずなこと言うのですか、と思います。
情報番組にのせられて、調子づいてしまいました。ああいうお調子者が、天皇は機関車じゃないぞと言い、国を戦争に向かわせるのでしょうね。危なっかしいものです。
結局、STAP細胞の発見はデマだったみたいですけれど、学問の世界のことであって、一般人が研究者を叩くのはいかがなものか。不正はダメというならわかるけれど、STAP細胞なんてあるわけないだろとまで言ったら知ったかぶるなお調子者と思います。
安倍元首相みたいな人間も出てきてしまいます。アホがトップになればみんなアホばかり集まります。それで、賢い人たちを攻撃するのですな。大学を攻撃したり、検察の人事に手を入れようとしたり、ロクでもなかった。いまでもあまり変わらないかもしれませんけれど。
国会議員には全員学力テストを受けてもらって、点数の悪いひとは補修&追試とか、大臣になれないとかしたほうがよいのでは? と思います。すくなくとも成績を公表する。
だって、自民党はアホのひとを総裁にして総理にしてしまうのですからね。国民はたまったものではない。メールも使ったことないIT大臣とかね、よく現代で生活しているなって思います。そんなやつぁ日本から追放しろっ。
(科学はウソつかない。ひとは科学をダシにダマす。)
(ここで曲を聴いてください♪)
エンディングは天才バカボンの主題歌、「天才バカボン」「タリラリランのコニャニャチワ」でした。DVD宣伝動画でしたね。ほかになかったもので。キングレコードのまわし者ではありません。
よいのですよ。学がなくたって国会議員になって。いろいろなひとの力を合わせて国をよくしてくれって思います。でも、アホを総理大臣にしちゃいかんでしょ。外交だってするんだぜ? 日本だけアホを外交の世界に送り出すとか、国の恥でしょ。民主主義国家でトランプを大統領にするってのも相当なものですけれどね。アメリカに民主主義ヅラしてほしくありませんな。
アメリカは国力を落とすでしょう。となると、日本にとって中国とロシアがより脅威になってきます。日本人はビビッてヘンなことをする可能性が高まります。これからの日本、なにをしでかすのか心配です。
日本は高校までの教育は高度なのに、アホを大量生産しています。上司に従順なサラリーマンを生み出そうという教育だからですな。もうそんな時代ではないのに。
日本の将来が心配すぎて夜も眠れませんよ。かわりに朝起きられないのですけれどね。明日もゆっくり起きます。ぐんない。
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