第14話 女を大切にしろ

(曲は近況ノートのリンクから聴いてください。こちら。

https://kakuyomu.jp/users/kyuno-kana/news/822139836866139031 )


 空気清浄機のフィルターを交換しようと思いまして、アマゾンでポチリました。ダイキンの空気清浄機だから、商品タイトルにダイキンと書いてあるのを買ったのにダイキン製ではなかった。クソがっ。低い評価つけてやるっ。


 やっと、空気清浄機のフィルターを交換することになりました。もちろん、たまりにたまった汚れをきれいきれいします。


 思ったのですけれど、空気清浄機のデザインがわるい。掃除するようにはできていません。ハッキリ言います、デザインがクソ! でっぱり、ひっこみ、みぞ、網目、雑巾で拭くのにひっかかったり、届かなかったり。空気清浄機なんだからきれいな状態を保たなかったら清浄な空気を吐き出せないだろ。

 といいつつ、何年も掃除しないで使いつづけていましたけれど。フィルターも交換しないで使いつづけていましたけれど。そんなことは、ユーザーのかって。メーカーは掃除しやすいようにデザインしろよ。


 今朝のゴミ収集を見据えて昨夜玄関先で空気清浄機を掃除したのに、それほどゴミがたまらず、次回でいいかってことになってしまいました。昼間のうちに掃除するの忘れたけれど、ゴミ捨てがあるから夜のうちにやらなくちゃと思ってガンバったのですよ。意味なかった。


 ナイン・ウェイブズはユーザー・フレンドリーなおしゃべりをお届けしていまっす。適度に文を区切り、毎回適度な分量、リーダビリティの高いラジオ風エッセイです。みんなに愛されるナイン・ウェイブズがはじまっていますよ。



(1曲目)

 今週もメタルは大事にしまって、メタル以外の曲を紹介してゆきますよ。1曲目は、ロックですかねオフスプリング「ザ・キッズ・アーント・オールライト」。

(ここで曲を聴いてください♪)


 イントロとかメタルっぽい。作りもメタルの曲みたいなのに、なぁーんかちがう。ちがいがただのロックとメタルをわけている要素ですかね。ヘヴィーさなのかな。メタルをやろうという気がないからなぁんか気が抜けたような仕上がりになる。たぶんね。



(女を大切にしろ)

 人手不足だと言います。労働人口が減ったせいだと言います。言い換えれば、20年、30年まえに出産が足りなかったのです。今だって足りていないことでしょう。だって、若者の人口が減っているのですからね。出産で生まれてくる子供だってすくないに決まっています。

 女ひとりが生む数まで減っているのだから輪をかけて減っていることでしょう。ということは、20年、30年後はもっと労働人口が減ります。


 いますね、人口が減りますと得意げに言うひと。自然法則じゃないんだから、社会が人口を減らす方向に進んでいるということなんですよ。進む方向を変えることはできるのですよね。だって、子供をいっぱい生んで人口が増えて狭い日本じゃ土地が足りないと言ってあちこち攻めていった時代があったんですからね。

 わかりやすくいってしまえば政治が人口を減らす世の中にしたのです。産業界はグルです。ここまで言ってもらいたい。人口が減りますとだけ言うひと、そんなことはみんなもう知ってんだよ、すっこんでろと思います。


 では、どうやったら出産増えるかが問題です。簡単です。はたらかずに子供産んで子育てしたいってひとを、はたらかずに済むようにすればよいのです。

 はたらいていっぱい稼ぎたい、子供はいらないってひとにはガンバって働いてもらえばよろしい。はたらかないひとばかりになったら、人手不足がひどいことになりますからね。


 前にも言ったことがあると思うのですけれど、子供が足りなくて大きな問題になっているときに男にできる仕事を女も一緒になってやるより、男にできない出産をすることのほうが社会に貢献することになります。

 なのに、男にまじって仕事することが社会参加で価値があるみたいに考えるのは愚かなことですよ。だまされています。仕事休んで出産育児したほうが価値があるにきまっています。希少性がありますからね。


 ではなぜ、当の女まで自分たちの価値は会社ではたらくことだと思い込んでいるのですかね。カネがもらえるからかな。はたらくと給料がもらえます。出産育児してもどこからもカネがきません。行政からお祝い金くらいくるかもしれませんけれど。

 ということは? 出産はボーナスみたいなもので100万円、育児は労働ということで月に30万円とか、カネを出せばいいんじゃない? わたくしのカネではないけれど。



(2曲目)

 クラシックは長くなりがちですけれど、これは5分くらいでお手頃です。ヨーヨー・マの演奏で、バッハ「チェロ組曲5番」。

(ここで曲を聴いてください♪)


 東洋人のおっさんが目を閉じてチェロを弾く動画、楽しめる人はすくないかもしれません。演奏の良し悪しはよくわかりませんしね。ときには忍耐を鍛えるのもよい。耐えるのじゃ、耐え抜くのじゃー。5分くらいのものですけれどね。



(女を大切にしろ)

 カネを出すとなると、ひがんでくる奴があらわれます。生活保護みたいにね。生活保護受けているひとがうらやましいなら、やってみろよと思いますけれど。その話は置いておいて、出産育児ですよ。

 やったことがないからひがんでくるのですね。出産は、お腹の中で人間を育て、外に出して誕生させるのですよね。10ヶ月妊娠しているのだって大変だし、出産は命がけになることだってあります。ボーナス出してよいくらいですよ。危険手当とか?


 子供を育てると、成長しますな。立派に育つと仕送りしてくれるかもしれないし、老後は世話してくれるかもしれません。これって保険みたいなものです。育てているあいだはお金かかりますけれどね。保険料の支払いみたいなものかな。


 生命保険だけではありませんけれど保険会社が、じつはズルして払うべきところを払わずに済ませていましたなんてことがバレて問題になりました。それでも保険にはいるひとがいるのだから、人間は保険が大好きですな。

 わたくしはできるだけ保険にはいりません。宝くじははずれるものだからです。保険も宝くじも仕組みは同じです。大勢の人が損をして一部のひとがガッポリです。宝くじほど極端ではないのでしょうけれど。


 損なのに保険にはいるひとが多いのだから、子供を産んで育てるひとも多くてよさそうなもの。保険になるって考えていないからですかね。

 子供っていうと、しあわせになってもらいたいなんてことばかりで、将来自分たちの役に立ってもらおうなんて考えないのかな。

 世のお母さん方をみると、ペットの感覚で子供を育てようというひとが多そうって思います。ひとりの人間があなたの思い通りになるわけがないでしょ? と思いますけれど、どなりつけて思い通りにしようとしますな。

 ペットも育てられないようなひとが親になって子供を育てようとして困難にぶちあたります。やれやれです。



(3曲目)

 秋ですねぇ、ということで「枯葉」をどうぞ。キャノンボール・アダレイ名義のアルバム「サムシン・エルズ」から。10分もあるからBGMとして聴いてください。

(ここで曲を聴いてください♪)


 曲紹介でキャノン・ボールアダレイ名義と言いましたけれど、大人の事情があるのですな。

 実質はマイルス・デイヴィスのアルバムなのです。マイルスがほかのレコード会社と契約してしまったものだから、製作途中のこのアルバムをマイルス名義では出せんとなって、サックスのお前、名前貸せやということで大人の事情が発生したのでした。

 はじめイントロのトランペットはヒステリックというか、トガった音をしています。メタル魂を感じるぜ。秋っぽさからは遠いイメージですねえ。すぐに有名なフレーズがはじまって秋になりますけれど。



(女を大切にしろ)

 アフリカとか、貧しい国のひとたちはたぶん考えが違います。子供は労働力だし、将来の財産なのでしょうね。育たずに死ぬ子供が多いってのに、また産めばいいやって思えます。実際は知りませんけれど。


 日本では負担だけがクローズアップされますな。育児にお金がかかる、学費がかかる、塾やら習い事にお金がかかる、大学に通うことになったら学費はもちろん仕送りでお金がかかる。

 昔は子供が都会に出て就職し、仕送りをしてくれるものでした。集団就職なんてのもありました。3丁目の夕日ですな。

 今は就職しても安月給で自分の生活がかつかつです。終身雇用はやめました、年功序列もありません、働きに見合った給料を若くてももらえます、全部給料の支払いを節約するための方便です。初任給が30万ですなんて聞いたことがないし、何年はたらいても給料が上がらないのが普通になっています。


 そんなことだから、子供を産んで育てても、自分の生活が将来楽になるなんてことは考えられません。現在生活に余裕があって、子育てなんかにお金がかかる時代を乗り越えられそうというひとだけが、出産を考えられるのですな。


 というわけで、よい給料を払えない会社はつぶれろ、出産育児のカネ、教育費に国が金を出せ、出産の価値をあがめろ、女がはたらいたって男と同じくらいしか役に立たないのに働けっておどすのやめろ、このあたりのことを進めれば子供が増えていくんじゃない? と思いますけれど。

 そんなのできるわけないだろっていうなら、日本は沈没、崩壊してゆきますよ、ほかの方法で食い止められるのですか? と言い返します。わかりきったことに気づかない人が多いから不思議に思ってしまいます。


 少子化対策とは別に、儲からない会社は早くつぶれろと思います。儲からない会社のために働くのはムダです。ムダをしている場合ではないだろって思います。



(女を大切にしろ)

(ここで曲を聴いてください♪)


 本日のエンディングは、相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」でした。デビュー曲ですな。

 少女じゃいられないと言っているから、まだ少女です。声がかわいい。大人な曲はまだ無理って思います。

 山口百恵は公式なものを探しても見つからなかったもので、相川七瀬にしましたよ。代打です。


 タイトルは女を大切にしろでしたけれど、女というより出産を大切にしろって話でしたね。女を大切にするのは、間接的に出産を大切にすることですな。科学技術が発達して男も出産できるようになったら、男も大切にしてもらえるはずですからね。大事なのは出産です。

 人の手を借りずに出産できたら本当の試験管ベビーですな。今は体外受精ってだけですかね。そんな出産が工場生産みたいな時代になったら、通常の出産は手作りみたいなもので価値が出たりして。貧乏なカップルほど通常の出産になるでしょうから、逆にバカにされたりして。手作りの弁当より冷凍食品の弁当の方がうまそうみたいな。


 結局のところ、出産が損になるからやらないのです。出産が得になるように世の中を変えないと挽回はできないのでしょうね。自民党政権では実現しないことでしょう。政権交代しろ。世の中が劇的によくなることを願います。小泉フィーバーのときは悪くなりました。

 ダメになりつつある国で、優良なリーダーが出てくるかって考えると希望はありませんな。バイバイ。

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