第54話
菜々子は一気に話終わると
スッキリしていた。
ミホは泣いていた。
ミホ『聞かなきゃ良かった。
ごめんね。
思い出したでしょ。
すぐ忘れて。
栄太に抱かれて忘れればいい。
今日許可する。
でも声は我慢してね。
みんな悶えるから。
菜々子は一生友達だから。
忘れないでね。
次あいつに会ったら
確実にコテンパンに罵るから。
もっと言ってやればよかった。』
泣きながらなんて事言うんだこいつは。
モトキは泣いてた。
モトキ『菜々が生きてて良かった。
俺も菜々は栄太の彼女だけど
俺の友達だよ?
栄太と別れても
それは変わらないから。
誰にでも
聞かれたくない過去の一つや二つあるぞ。
俺なんて三つも四つもあるから。
みんな聞かないでね。』
ユキト『苦労したんだな。
女って怖いよな。
何であいつが悪いって
誰も気付けないんだろ。
絶対同じ事はないからな。
早くあっち帰ろうぜ。
菜々のホームは俺らの地元。』
栄太『俺は何も言えねぇ。
菜々子に同じことした。
思い出すだけで震える。』
あの事は忘れないって決めてる。
菜々子の命の尊さを知った。
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