第43話

ユキト『ほんとだ。

菜々そーいえば指長いもんな』



ミホ『え⁈

知らない聞いてない。』



菜々子父『菜々子は弾けるけど

弾いてくれないな。

あんまり好きじゃなかったんだろ?』



菜々子『うん。

私センスなくてさ。

自分の弾くピアノの音が

気持ち悪くて仕方なくて。』


だから弾けとか無茶振りやめてね。


と始めに言っておいた。



栄太『菜々子は自分の事

話さないよな。』


別に隠してる訳じゃないよ。

聞かれたら話すよ。



ミホ『そう。

だからうまく引き出してるんだけどね』


ミホにこそ隠す事ないのに。


モトキ『俺も秘密主義〜』


ユキト『モトキほどわかりやすい奴

いないぞ?』


栄太『いないな』


菜々子『私でも分かる』


モトキ『俺もしかしてサトラ◯?』


ミホ『急にファンタジー』


みんなで爆笑する。


私はそんな風に思われてたんだなって

ちょっとだけ落ち込んだ。

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