第7話、旅人に優しい都市?
僕は赤龍に乗りながら険しい道も楽々と進んでいた、流石にずっと飛んでいると赤龍も疲れてしまうので休ませながら歩んでいた。
赤龍もあれから食事を与えたり体を洗ってあげたりとして仲良くなり今では結構甘えてくれるようになっていた。
それを見ていた朱雀様が私の体は洗ってくれないのにと何か拗ねてしまっていたけどだってから朱雀様の体を洗ってあげたりとしたら色々と大変なことになってしまうじゃないですか。
前だって体を洗おうとしてら急に人間の姿になってしまって僕は滅茶苦茶に恥ずかしいと思ってしまっていたのですよ。
僕だって男ですから朱雀様の美貌には叶いませんからと思っているのに遠慮なくしてくるので気軽に体を洗ってあげますよと言えないようになってしまったのですからね。
それにしてもこの貰い受けた赤龍偃月刀は信じられないぐらいに切れ味が凄すぎて驚いてしまった。
野生の水虎を一撃で倒してしまうなんて予想もしていなかった。こんな武器は恐らく探しても見つからないほどに凄いものなのは理解したがあまりにも危ないとして本当に危険な状態にならないと使わないことに決めた。
そうやって武器の力を頼っていてはいつまでも僕の力は上がってこないとして本当に危ないと判断するまでは使わない事にしたのであった。
朱雀様からは少しばかりは使っても良いのではと言われたけどこれは僕が決めた事なので申し訳ありませんがと朱雀様に謝っていた。
「別にあなたが謝る必要はないのだけど本当に自分に対して厳しいのね。それとこの先に都市が見えてきたから今日はそこで休みましょうか」
都市が見えてきたのですねと言って上から見ているとあの都市・・・なんとも言えない感じがしますねと朱雀様に伝えた。
上手く表現ができないのだけどあんまりあそこには行きたくないなと思っているとこの辺はあそこしか都市がないのだから向かわないと何も始まらないわよと言われた。
それはそうかも知れませんが僕にはどうしてもあそこはあんまり行きたくないなと思いながらも朱雀様が向かおうとするので僕は反対など出来ずに共に向かうのだった。
そうして向かった都市は他の都市に比べて立派な城壁をしているなと思っていると門番から話しかけられた。
「そこの旅の人、そろそろ夕暮れになるからこの都市でゆっくりと休んでいきな。何とこの都市は旅人に対しては宿代もタダ、食事代もタダ、施設を利用するのにもタダと旅人にとって見れば楽園みたいな都市だよ」
そうやって門番は笑顔で僕に対して話してきたけどこれを見て僕は罠じゃないかなと感じ取ってしまったので一旦、都市に入る為に支度を整えますねと森の中に入って朱雀様と相談を始めた。
「朱雀様、これは絶対に怪しいですから何で旅人達だけ無料っておかしくないですか。明らかに話がうま過ぎですよ、かつて父上から言われていましたけど無料より高いものはないと言っていました。僕もこればかりは父上の意見に賛成しました」
そう昔に父上からタダと言うのは人を騙す為にもそしてそのものを利用する為に使う手段としてそんな事を言うやつを信用するなと言われていた。
僕もこればかりはそうだなとして父上の言葉をまともに受け入れた数少ないことでありなので明らかにこの都市は危ない気がしてならなかった。
すると朱雀様がならば私も人に化けて共に進みましょうと言って来たのである。
確かに朱雀様も共に行動をしてくれるのであればかなり心強いですけどそれでも危険な事には変わりませんと僕は心配をしていたが朱雀様が私がその時は何とかするから心配しないでと言われたので信じることにした。
ついでに朱雀様が銀髪みたいな髪色をした美女に姿を変えてこれならば誰も私が朱雀だと誰も思わないでしょうと言っていた、そして名前も玲香と名乗るから朱雀と呼ばないでねと注意された。
確かに朱雀様だとは誰も思わないと思いますがこれでは絶世の美女だとして別の意味で注目を集めてしまいますと思ったけど本人がとてもバッチリと言っていたので僕は口を挟むことはやめた。
そうして僕たちはまた都市の門番のところに向かい入っても宜しいですかと尋ねると喜んでと言って都市の中に入らせてくれた。
都市の中に入ると都市の人々からとても良い目で見られたけど僕は何か獲物を見ているような目にも見えて嫌な感じだなと思っていた。
朱雀様は別になんとも思っていないのかそれとも気がついていないのかいつも通りにしていた。
そんな事をしていると朱雀様が宿を予約したら何処か食べに向かわないかしらと誘われたけど僕はこの都市とその周辺を調べたいと思いますと伝えた。
すると関飛くん〜と少しばかり寂しそうな声を出して落ち込んでいたけどこの都市の安全を確認するまでは落ち着けませんからと伝えていた。
朱雀様もいることだから余計に僕が頑張らないとならないとして朱雀様はゆっくりとしてくださいねと言ってから僕は都市を調べ始めた。
なにかこの嫌な予感の原因があるはずだとして色々と調べていた。何が僕をこんなに嫌な予感をされている原因があるのであろうなと思っていると外に一瞬であるけど邪気を感じられたのである。
もしかしてこれかと思った僕はすぐに城壁を登ってから飛び降りてそちらの方角に進み始めた。
そうして進むと森の中に進み、この辺になってくると先程の嫌な予感が先程よりも強くなりこの辺に原因かあるなと感じて探していた。
そのような事を思いながら進むと奥に洞窟らしいものを見つけて中を確認しようとしていたら洞窟の中にとんでもないものを見つけてしまった。
あまりの恐怖と気持ち悪さに声を上げてしまうところであったけど何とかして声を殺して相手に気が付かれないようにしていた。どうしてそんなことをするまでになってしまったのかと言うと発見したものがあまりにも気持ち悪く危険なものだったから。
その正体はとても危険である虫、応声虫の巣を発見した。
応声虫、それは古来から存在するとても危険な生物でありこの応声虫に寄生をさせられると行動や思考を徐々に支配されてそして応声虫の声が自分の思いだと思って完全に支配されてしまうのだ。
そうなってしまってはたとえ応声虫を除去できても永遠に応声虫に支配されてしまうと言う凶悪過ぎる虫なので発見したらすぐに国を知らせて国を上げて除去をするほどに危ないやつである。
どうして都市に近いこの場所にいるのだとして僕はとても嫌な憶測を考えてしまっていた。
もしかしてあの都市は既に応声虫に支配をされてしまっているのではないかと思ってしまったのだ。
だからこそ新しい仲間を増やすために旅人を歓迎させてから寄生をさせる、これが最もな理由らしいと言えるだろう。
そうなるとあの都市に滞在するのはとても危険だしいつ、応声虫に寄生させられるか分からないのですぐにでもこの地から逃げ出さないとならないとして急いで都市に向かい始めた。
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