第3話、魔除けの結界と邪仙討伐へ

僕はその日から魔除けの結界を作り始めていた。流石にこの都市を守る為の魔除けの結界を作るのにはすぐには完成できないので一週間ほど必要になってくる。


その間は結界を作りながら病で困っている人のところに向かい治しながら街を歩いていた。


病など治したお礼として滅茶苦茶にお金を渡されてもこちらは必要最低限で構わないので十分の一だけ受け取っていた。


そんな事なので依頼が殺到して僕は結界を作りながらそんな日々を過ごすのであった。


その為に当初の予定よりも三日間ほど遅れてしまったけど都市の人々はそんなの気にしていないよと許してくれてホッとしていた。


その後は僕たちはそろそろとある場所に向かうのでここから出ますねと伝えた。


それを言うとできる事ならばこの都市に留まってほしいとお願いをされたのだけど僕はまだ旅をしたいので申し訳ありませんがと気持ちを伝えた上で僕はあることを約束をしたのであった。



「ですのでそのお詫びと言いますか、この地域のキョンシーを生み出している元凶である邪仙を討ち倒すつもりです。心配はしなくても僕はそこそこに強いと思いますので気にせずに待っていてください」



そう伝えると邪仙に一人で挑むのはいくら何でも無謀だとして止めておけと言われたけど僕にはそれなりに勝算もある。


何よりもいくら魔除けの結界を作り出してもいつまでも効力があるわけではないとして確実な安全を確保するには倒すしかないのだ。


危険な事かもしれないけど僕には朱雀様もいるしそれに元とはいえ文家の者として困っている民を見捨てる事はできないとして僕は風水師の力で何とかしますからと言ってからこの前、キョンシーが襲撃した方角に進み始めた。


キョンシーたちが逃げた方角に恐らく邪仙が住んでいると思われるからと考えながら進んでいると朱雀様が何か感じ取り始めたのか僕に対して話しかけて来たのだ。


「文虎・・・いいえ、今は関飛だったわね。この先のあの険しい山の中から邪悪な気を感じるわ、恐らくそこに目的の邪仙がいるわよ。覚悟は良いわよね、関飛」


「無論です!邪仙を倒すためにここまで来たのですから覚悟の上です。それよりもキョンシーが近くにいる気配を感じます、どれぐらい隠れていますか、朱雀様」



そう尋ねてみると近くに数体、遠くだとかなり数がいると言われてやはりここが敵の本拠地なのは間違いはなさそうだと感じる一方、出来る限りに消耗させないで邪仙の元に向いたいけど。


そうやって考えていると周りを見ているとこちらの方角には敵はいませんかと言って見た方角は険しい山道と言うより普通の人では登れないような場所があった。


朱雀様は確かにその方角には敵の気配はないのだけど・・・まさかと言われたので僕は答えた。



「はい!ここから侵入しようと思います。ここならばキョンシーたちも追って来ないと思いますので。それに僕は父上からこんな場所でも進めるようにと昔から修行をさせられていたので大丈夫です」


「確かに貴方の場合は可能な進入路ね・・・全くもあの強欲な人間に鍛え上げられた事がこんな形で役に立つとは運命とは皮肉なものね」


「そうですね、それでも僕は進む速さが遅いのでそこが心配をしています」


「あのね、関飛。貴方は別に遅くないわよ。むしろ、早い方だから気にしないでそんな自分のことを全くも使えないやつだと思わないほうが良いわよ」


「?でも父上や兄上よりも遅く、しかも短いのに負けているのにですか」



そう昔からこんな難所でも進軍出来る様に鍛えられていたのだけど父上や兄上よりも遅く突破をするのがやっとなのにと考えていた。


すると朱雀様があの二人がおかしいだけだから気にしないでと言われた。特に兄上は何で人間なのに水虎や蛇龍を平気な顔で倒すので参考にならないと言っていた。



そうなんですか?風水師の力を使えば僕もそれぐらいならば水虎や蛇龍ぐらいなら平気で倒せますよと伝えると朱雀様は頭を痛めながら答えるのだった。



「やはり性格が良くても欲があんまりなくてもやはりあの一族なのね、ある意味感心するわ」



僕は頭を傾げながらも今は邪仙に向かうことが先決として僕は道なき道を進み始めた。


キョンシーたちが途中で気がついても追ってこれないほどに険しい道であり僕は殆ど体力を消費しないで山頂に向かっていた。


すると山頂に近づくとこんな僕でも分かるぐらいに邪気を感じ始めて間違いなくここだと思って登りきったら僕の行動を見て誰かが感心をして話してきた。



「ほ〜お、まさかあの様な方法でここまで来るとは大した少年だな。実力も自信もあるのだろうな。だが、挑む相手を間違えたなこの邪仙の中でも強いと言われているわしに挑んた事は大きな間違いじゃ」



そう言ってから何処からか真空波が来るのを感じたのですぐに風波で防いだ。何とか防ぐ事ができたけどやはり邪仙だけにキョンシーとか比べ物にならないほどに強力な攻撃を仕掛けてきた。


倒すのは苦労するのは間違いないけどこのまま放置をしていたらいつかはあの都市は壊滅してしまうと考えていた。


あそこに住んている人たちの為にも逃げるわけには行かないとして改めて構えて戦う姿勢を整えていた。



「なる程な、ただの威勢が良い風水師ではないという事か・・・ならばわしが堂々と戦いお前殺し、素晴らしいキョンシーにしてやろう」


「やれるものならやってみて下さい!僕だって風水師!貴方みたいな邪仙と戦うために僕は風水師を学び国を豊かにして世を乱すような者を倒す為に強くなろうとしていたのですから」



そう言うと邪仙は姿を現した、その姿は老人みたいな見た目をしているがそれでも筋肉がムキムキであり明らかに歴戦の勇士だと思わせるような見た目をしていた。


そう思っているとその邪気で天候を操り始めて落雷を落とそうとしていたのを感じてなら僕も同じ事をそのままお返しをしてやるとして自然の気を操り雨雲に力を込め始めた。



そしてほぼ同時にお互いを睨んで落雷!!と唱えると紫色の雷と黄金色の雷、2つの雷が天から落ちてきて空中で激突をした。


中々に自信がある攻撃なのに互角かと僕は状況を見ていた。ならば次の攻撃が大切になってくると感じてすぐに雨雲に力を入れながら他にも風の気を操り次の攻撃に備えていた。


次はどんな手で攻撃をしてくると思っていたら邪仙は面白い、中々にやる小僧だと言って邪仙は式神を召喚をしてきたのだった。


そうして現れたのは邪気を纏った赤龍だった、僕はこれが赤龍と思って普通にできる事ならば式神としてほしいなと思っていると朱雀様がそんなことを考えている場合ではないよと言われて僕は現れたのは赤龍と邪仙を倒すために作戦を練るのであった。

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