男のダンジョン攻略者だからって甘く見ないでください!!~貞操逆転世界だけじゃなくダンジョンもくっついてきた件について〜
四熊
貞操逆転世界で幼馴染ヒロインの脳を破壊するまでの話
貞操逆転世界へ
何かがおかしい。
俺、北井ツバサは電車に乗ろうとしているのだがいつもと違う車内の雰囲気に戸惑っていた。
俺は所在なさげに車両の角で出来るだけ目立たないように立っていた。
何故かこの車両には女性しか乗っておらず、しかも彼女達はコチラを凝視している。
少し前に流行ったハシビロコウのような感じの眼光だ。
俺また何かやっちゃいました……。
そう俺は思いながらも車両内の表示で女性専用車でないことも確認済みでこの状況が何故起こっているのか分からない。
すると座って居たチャラそうなギャル3人組がヒソヒソと何か話すと席を立ってこちらに向かってくる。
彼女達の格好は服を着崩していて動くたびに谷間も見えるし、なんなら腹を思いっきりだしている格好でとても目のやり場に困る格好をしていた。
何か格闘技でもやっているのか腹筋はバキバキに割れていて身体はしまっているが出る所は出ている。
「ねぇ、僕くんは1人でどこに行こうとしてるのかなー」
「そうそう1人で出歩くなんて危ないよー」
「行きたいところお姉さん達が連れてってあげるよ」
そう言いながらただでさえ隅っこにいる俺を押し込むように隅に追いやる。
俺もしかしてナンパされてるのかな……。
でもこういうのはチャラい男が清楚で気の弱そうな女の子にやるやつじゃないのこんな平凡な男子高校生の俺にやるやつじゃないよね。
俺は戸惑いを隠せない。
何故なら俺はそんな逆ナンされるほどかっこいいとは言えない顔だからだ。
この状況は嬉しいがどちらかというとこれに乗ってしまうと俺はひと気のないところに連れて行かれて、このギャルの彼氏にボコボコにされて金を持っていかれるのがオチのような気がする。
気がするというか絶対にそうだ。
俺の予想を裏付けるようにギャル3人組は自身の身体を当てるようにただでさえ隅っこにいる俺を押してきた。
ふわりと香る甘い匂いと女性の柔らかい肌が触れ思わずビクリと身体が跳ねる。
しかも彼女達が座っていたため気づかなかったがこうして近づいてくるとかなり身長が高く俺の顔の辺りに胸が来ていた。
俺だってそんな身長低くないはずなのにかなりデカいな。
そして身長だけでなくデカいのは胸もそうだった。
よく男子がふざけてバレーボールなどを胸に詰めたりするがそのくらいの大きさのもはや凶器と言っていいほどの胸だ。
「あの当たってますよ」
正直ふにふにな感情が全身に伝わり俺の主砲が天を貫きそうだ。
俺もこんな状況にパニックになり当たってますよと間抜けな声でそう言った。
「当たってじゃなくて当ててんの」
ギャルは妖艶な笑みを浮かべるともっと完全に俺の身体が埋まるように押し付けてきて肉の海へ沈んでいく。
これって俺にモテ期がやってきたってことでしょ。
確かに人生には3回モテ期があるというがこれが栄えある1回目か……。
こんなギャルに囲まれるのが1回目なんてサイコーだな。
って、そんな事考えてる場合じゃない。
不味いってこれ後で痴漢だって言われて強請られるやつじゃん絶対にそうだ。
だってこんなのエロ漫画でしか見ないやつだから。
「こんな電車の中で他の乗客の皆さんも見てますし止めて下さい」
ちょっとこのままでいたいような気もしたが絶対にこのままでは次の駅着いた瞬間に金髪のソリコミをいれたチェーンをジャラジャラとつけた男達に連れ去られてしまう。
俺はこのギャル達の胸に触れないように細心の注意を払い、肩を押すなどしてその隙に他の車両へダッシュ移動を決め込む気だったがその時不意に電車が揺れ胸をダイレクトに鷲掴みしてしまった。
「うわっ、ごめんなさい。わざとじゃないんです見逃して下さい何でもしますから」
そう言って俺は即座に頭を下げて許しを請う。
先ほどまでは彼女達が押し付けていたから最悪痴漢とは言われないだろうがこちらからやってしまった場合は別だ。
もし彼女達が今被害を訴えれば出てくるのは強請りで金を取ろうとしてくる怖い反社のお兄さんではなく怖い国家権力のお兄さんだ。
「今何でもって言ったよね、じゃあこれからお姉さん達に付き合って欲しいんだけど」
「やりー、ほら言ったでしょ。強引にいけば男は押しに弱いんだから」
「あんたさぁ、そう偉そうに言っても男経験ないでしょ」
とそんな事を言いながらゲラゲラ彼女は笑うと俺の腕を掴むと俺はロズウェル事件の宇宙人のようになっていた。
勿論、両腕が胸の間に収められた状態だ。
うーん、この積極的な感じはもしかして本当に逆ナンってやつだろうか。
俺はやっぱり先ほどまでの懸念を全て忘れて男のサガに逆らえずにホイホイとついていきそうになった。
時間というのは早いものでもう次の停車駅へと着くとギャル達は俺を連れて電車を降りようとした。
そこは俺がちょうど降りる駅で学校の最寄りだった。
ていうか学校行かないといけないんだ。
俺はこの夢のようなことが起こってしまったのでつい忘れていたが登校途中だったのを思い出した。
「あの、お姉さん方非常に残念なのですが学校行かないと行けないんで離して下さい」
そう俺は後ろ髪引かれる思いがあったが断りをいれた。
学業は大事なのだ。
「もーつれないなー、せっかくいい感じだったじゃん。1日位大丈夫だよ」
「そうそう君も遊びたかったんでしょ」
そう言って離してはくれない。
そしてギャルの1人が目ざとく俺の主砲が臨戦態勢に入っているのを見つけた。
「こんなにしてやっぱり駄目とかないよね」
そう耳元で囁きながら主砲をフェザータッチした。
「ひゃう」
思わず生娘のような声を上げてしまった。
そして俺は欲望に抗えずなされるがままだった。
「じゃあ行こっか」
そうギャルが声をかけ俺はこのまま大人の階段上がっちゃうのかと思ったその時俺の肩をガシリと誰かが掴んだ。
「ちょっと待って、ツバサ。この人達は誰なの」
俺はこの声に思わず身体が跳ねる。
この声には聞き覚えがあった。というより毎日聞いている声だ。
錆びついたロボットのように後ろを振り返るとそこには俺と一緒に暮らしている幼馴染の志乃カリンが居た。
何故、幼馴染であるカリンと同じ家で暮らしているかというと俺の両親が交通事故でなくなってしまい俺の両腕の親友だったカリンの両親が俺を引き取ってくれることとなったからだ。
だからカリンも含めて感謝しかないのだがこのカリンは小さい時までは大人しくて優しい子だったのに中学生位の時から少しずつ乱暴になっていって喧嘩もしょっちゅうするようになっていった。
そして最近の喧嘩では今日の朝に俺が持っていたエロ本をカリンは俺の部屋から見つけ出すと変態、あり得ないと怒り出したことがあった。
それでいつも一緒に登校していたのだがカリンが怒って先に家を出た。
だが1つ言わせて欲しい年頃の男なのだから仕方ないじゃないかと。
まぁ、そんな感じのカリンなので絶対にこの状況をみたら殺されかねない。
「へぇ~、ツバサ君って言うんだ」
「はいはい、ツバサきゅんはお姉さんとイイコするんだもんね」
「はいはいどきなー」
カリンは狂犬のような目で睨みながら手足を広げて行く手を阻むがギャル達は気にする様子もなくカリンを押しのけるように乱暴に押した。
体格差からいっても俺より小さいカリンではそんな事をされたら簡単によろけて激しく倒れてしまう。
「んあっ」
カリンは頭は手で守ったようだが激しく身体を打ったようだった。
「ちょっとお姉さん達」
俺が怒りを込めて睨みながらギャルに言う。
いつも喧嘩ばかりなカリンと俺だがこんな事をされたら頭にもくる。それがどんなにエッチなギャルだったとしても。
すると俺の様子を見て興奮する要素があったのかギャルはニヤリと笑った。
「何、この子ツバサ君の彼女さんなのかな。それなのにツバサ君はお姉さん達とオタノシミしようとしてたのか」
「見かけによらず竿軽なんだね」
「じゃあそういうことだから」
ギャルはニヤニヤしながらカリンに向かって勝ち誇ったように言うと指で丸を作ってそこに指を抜き差しするジェスチャーをした。
何だかおかしいな。
俺はこの状況を見て何かがおかしいんじゃないかと思いはじめた。
まず竿軽という表現の仕方そこは尻軽とかになるのではないか……。そしてどんなにエッチなギャルだったとしてもこんな下品なジェスチャーで煽ったりするだろうか……。
こんなのエロ漫画にあるチャラ男集団に清楚な彼女が寝取られるシーンみたいじゃないか。
そしてさっきから周りを見ていて気づいたことがある周りに男が人っ子1人いないのだ。
周りをみれば女性ばかり、しかも皆色々デカい。勿論ナニとは言わないが。
ただカリンはいつもの見慣れた通りのストンストンだった。
もしや男がいない、もしくは著しく少ない世界線に迷い込んだのか……。
そうして思考を巡らせている隙にギャル達は早く行こうと俺を急かしている。
先ほどまでは男のサガに支配され行く気マンマンであった俺もカリンにこんな事をするやつにノコノコついて行こうとは思わない、なので腕を振りほどきカリンの元へ駆け寄ろうとした。
「カリン大丈夫か」
だが力強く腕を胸に挟まれで行くことが出来ない。
「駄目ー、あんな雑魚メスより私達の方が絶対に良いって」
「そうそう私達こう見えてもB級探索者チームなんだよ」
「いっぱい好きな物買ったげるよー」
また新たな単語、B級探索者。
もう何だか分からないがもういい加減にしろ。
カリンが心配だ。
俺は女性に手をあげるのは駄目だとは思うがこれは例外だとギャルの手首を強く捻るようにし俺を掴む手を離させてから足をかけて尻もちをつかせるような形に持っていこうとしたがギャルとの体格差のせいか上手く決まらず逆に捻られてしまった。
嘘だろ、これでも俺は武術研究会という名の色々な武道を極める部活動に入っていて空手や柔道、合気道の黒帯と戦っても勝てるくらいには技術があったはずなのに……。
「クソッ、イテテテ」
そのまま腕を逆に捻られるとギャルは興を削がれたようで今までのこちらに媚びようというような様子から力尽くで従わせてやるというような態度に急変した。
「っっつ、痛ってーな。優しくしてりゃつけあがりやがって。魔力も使わずウチに勝てるわけねーだろ」
「てか一丁前に勃起させといてこの態度なくない、ウチらで教育だな」
そう言って今までも強い力で引きずられるように連れて行かれる。
魔力……なんだよそれ。それにしても身体が痛い。
まるで熊にでも摑まれたような痛みが全身を襲う。
そして思わず情けないが涙がでてきてしまう。
人生で初めて力に恐怖した。まるで殺しになれているような振る舞いだった。
そして俺をギャルは引きずっていくがその足が止まった。
地面に打ち付けられて痛いだろう身体を引きずってギャルの腰に抱きつくようにして行く手を阻んでいたのだ。
「ツバサに酷いことしないで……」
「なんだよ自分の男取られそうだからって雑魚の癖に必死かよ」
「そうそうウチらが本気出す前に消えな。あんたみたいな貧相なガキじゃ間違って殺しちゃうかも」
そういってギャルはせせら笑った。そして自分の邪魔をするカリンを痛めつけるように殴りはじめた。
「ちょっと止めろ。だれか警察呼んでくれ」
俺は身体を押さえつけられて抵抗出来ないながらも周りに助けを求める。
流石にこれはやりすぎだ。
どんなにこのギャルがビッチで男が欲しすぎたとしてもこんなにボコボコに殴ったら犯罪だろ。
俺が強引に連れてかれて頂かれてしまうのとは訳が違う。
だが誰も助けようとはしなかった。
皆こちらを一瞥するだけで通り過ぎるか興奮した目線でこちらを撮影する女性だけ。
「ツバサ君はおバカさんなんだね。ダンジョンが出来る前まではケーサツっていうのがあったらしいけどダンジョンが出来てからは力が全ての世の中なんだよ」
「そそ、てかどんだけ箱入りで育ってきたんだろ。ウチらで調教するのマジで楽しみなんだけど」
カリンを甚振る興奮と俺を好き勝手出来るという興奮が混じり合ってカリンへの打撃は段々強くなってくる。
そしてトドメだと言わんばかりの蹴りがカリンの腹に突き刺さった。
「げごっ、がは。早く逃げて……ツバサ……ごめん謝るから……」
その様子は猛獣が人間を襲っているかのようだった。
圧倒的な体格差の攻撃。
それでもカリンは俺を逃がそうと吐瀉物を吐きながらも組み付いて離れない。
「流石にウザい、死ねよ」
そしてギャルは拳に何かを纏わせると打ち下ろすように拳を振るった。
これを食らったら死ぬ。
命のやりとりをしたことがない俺から見てもはっきりと分かった。
この拳を受けてはいけない。
怖い、動けない。俺は自分の為に身体を張るカリンを見ても動けなかった。
身体がすくんだのだ人の生の本能によって。
だが俺はカリンを守るために動いた。
いや、違うだろ。俺が何の為に武術を学ぼうとした。
俺を助けてくれた志乃家、そしてカリンを守るためだろう。
魔力だの冒険者だの、今俺は急変した世界にいるのかも知れない。
だけどカリンを守ることは変わらないだろう。
だから俺はカリンを傷つけたコイツラになされるがままじゃいけないんだ。
俺は身体を限界まで弛緩させそこから急に力を入れることで拘束から逃れそのカリンに襲いかかる拳を受けた。
ギャルも俺を殺す訳にはいかないと少し当たる途中で力を抜いたようたがそれでも高威力だった。
腕をクロスさせて振り下ろされる拳を防いだがその威力でバキリと肩の骨が折れた。
「ハァ、さっきまでウチらに興奮して勃起させてた癖にどういうつもり」
「まぁ、何でもよくね。大人しくしとけば丁寧に遊んであげたのにこれじゃあ間違ってい壊しちゃうかも」
「ウチらに勝てっこないのにね」
そう言って俺を逃さないように囲う。
怖いな、俺の2倍のデカさかよ。
俺はその圧力にビビりながらも引くわけにはいかない。
そして俺は拳を握り込んだ。
「今俺は最高潮にキレたぜ、もう殺されても仕方ないよねだって力こそが全てってお姉さんがいったんだから」
魔力だの、ダンジョンだの、冒険者だの訳わかんねぇがこの落とし前つけさせてもらうぞ。
「私の事はいいからツバサ逃げてよ……少しなら私でも時間稼げるからさ」
俺が拳を握り相対している時カリンが死に体といった状態にも関わらずフラフラと立ち上がると俺の前に出ようとする。
だがカリンの足は生まれたての子鹿のようでおぼつかない様子だった。
「ヒュー、格好いいじゃーん。でもそんなんでウチらクラン『3匹の
「そ、だから退いた方が身のためだよ」
「それにー、目の前で彼氏君がお楽しみされてる所見たくないでしょ。早く尻尾巻いて帰りな」
その表情は醜くまるでゴブリンのようで気色が悪かった。
少しでもラッキースケベだぜと思っていた少し前の俺を殴りたいぜ。
「ツバサッ、聞いてるの。早くしてよ」
カリンは有名なのだろうかギャルが言ったクラン『3匹の狂犬』というのを聞いて少し身体をビクつかせたが俺を守る姿勢をみせた。
「聞いてるさでも俺は逃げないよ」
「何で……やっぱりああ言う強い女が好きなの 、じゃあ私が邪魔しちゃったのかな」
カリンは何だか誤解をしているようだった。
確かにエッチな女性は好みだがこのギャルはカリンを必要以上に痛めつけたり醜悪な部分が目について全く興奮出来ない。
それに家族を痛めつける奴を誰が好きになるものか。
俺は上着をおもむろに脱ぎ捨てる。
先程は軽く捻られてしまったが服の摩擦と動きづらさが解消されれば小回りがきくように俺もこの3人組を倒すことが出来るであろうと言う判断だ。
それに相手は体格で勝るのだから掴まれたら終わりだ故にこの判断は正しいと言えるだろう。
すると何を勘違いしたのかギャル達は目を血走らせヨダレまで垂らす。
「上半身脱いだって事はそう言うことだよね、皆に見られながらがお好みなのかな」
「マジ、とんでもねー竿軽男だな」
「じゃあ彼女さんの前で頂いちゃいまーす」
俺がギャル達の攻撃に備えるとそんな事を言いながら緩慢な動きで彼女達は自分のズボンを何故か脱ぎながら近づいてくる。
何か暗器でもあるのか、武器何か出されたら負ける、出される前に決めるしかない。
そう思った俺はみぞおちに鋭い突きを3人に連続で放つ。
すると抵抗らしい抵抗もなく一撃が決まり3人は白目を剥いて倒れた。
気絶したからだろう3人の股からは小水が流れていた。
流石に化け物みたいな力でもこうなりゃ当分起きてこないだろう。
「カリン大丈夫か、早く病院にいこう」
3人が立ち上がらない事を確認するとカリンの怪我を確認しながら心配する。
「あの『3匹の狂犬』をアイツラツバサに興奮して油断していたとは言え一瞬で……。ってゆうかツバサ早く服、服着てよ」
カリンは俺の服を拾うと急いで俺を周りから隠すように立つと着るように促した。
男の俺の上裸なんて減るもんでもないけどな。
俺は首を傾げながら周りを見るとその場にいる女性が例外なくカメラをこちらに向けていた。
えっ、なにこの状況。
さっきからおかしなことばかり起きてるけどどうなってるんだ。
俺は混乱してフリーズしてしまったがカリンが強引に俺に服を着せると結構なダメージを受けていたはずなのに手を凄い力で引っ張ってその場から移動した。
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