東京ふぅふふーふんふ山形

サーキュレーター

第1話 夢(の中の)テーマパーク

 あの夢を見たのは、これで9回目だった。


 夢の中で私は、とあるテーマパークを何度も訪れ、そこで遊ぶのである。


 その名前は『東京ふぅふふーふぅふ山形』、なんだかどうしてもビビって、ふぅふふーふぅふにしてしまったのだが……、皆さんの想像通り千葉県舞浜にある、あの有名なテーマパークのことであふ……ある。


 しかも、東京と付いているのに、私の夢の中ではなぜか山形にあるのだ。おそらく山形市なのだろう、なんとビル一つがまるごとテーマパークになっている。日本初の室内型ふぅふふーリゾートなのだ。


 私は夢の中でこの場所が出てくると嬉しい。


 ちなみに千葉県舞浜にある本物も大変良いところである。私も何度も遊びに行かせてもらい、テーマパークとしての造り込みにいつも感動している。


 もはや景勝地を一から創り出していると言っても良いと思うし、また人気テーマパークを長期間運営して来たことにもリスペクトを抱いている。あれだけの人気を維持していくのには、相当の苦労があるのは当たり前なわけで、日本独自の経営スタイルでもあるし、その分、本社との様々なコミュニケーションも、それなりに色々と大変であるだろうし………うんぬんかんぬん……。


 要するに本物をおちょくったり、イジったりする意志は一欠片も無いということ。これだけはハッキリ言っておきたい。


 本作のタイトルこそ、私がビビって東京ふぅふふーふぅふ山形としたが、これは正真正銘、この私がとんでもなく不安症であることに起因する。


 そもそも、私の夢の中の東京ふぅふふーふぅふ山形にはふぅふふーキャラクターは今のところ一切、登場していない。それなのになぜ、東京ふぅふふーふぅふ山形なのかは、正直、私にも不明なのである。


 次からは、東京ふぅふふーふぅふ山形のアトラクションについて紹介していこうと思う。


 補足。

 ……私、ほとんど毎日の様に夢をみており、その内容をわりとハッキリ記憶している。そのせいか、夢で訪れた場所が何度も登場したり、いわゆる夢の続きみたいなものを見ることもある。

 挙げ句、体感2、3時間の長編夢を見ることもある。それを見るとだいたい酷い金縛りに襲われる。身体がちゃんと起きていないのだろう、多分。

 ほとんどがシュールな夢であり、本当に微妙、退屈な夢の日もあり、結構疲れている。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る