と榎本

第35話

講義にも慣れた頃、大学に近い教習所に通い始める。



そしてそこで声を掛けられる。



「あれ?一緒じゃないんだ」



この男は…



同じ中学と高校の一学年先輩で、確か榎本と言ったはず。



茶色だった髪が黒髪になって、黒縁眼鏡が追加されてはいるが高校では有名人だった。



情報屋をしていると。



確か司兄とも繋がっていたはず。



「一緒?誰と?」



聞き返すと、榎本が答える。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る