第2話
夢の続きから見るなんて聞いてない。
私は閉所恐怖症だし、暗闇も怖いから、こんな洞窟のような場所は嫌いなんだ。
*
「うわぁーー。待て待て待て」
湿った地面の上に転がった松明の火が消えそうになったので、慌てて柄を持ち火を安定させた。
自分の声がやたらと反響して、大声に驚いた
光沢のある黒曜石が松明に灯されていた。何か文字のようなものが刻み込まれている。
四日目は『ノ』、五日目は『コ』、六日目は『ウ』だった。
『ノコウ……?』
意味不明だ。
メッセージの続きだろうか。
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