雪永先生のかつての活動を知ってる身からしたら
ほぼ実体験から生まれたと感じた。
だから言葉は稚拙でも説得力に溢れている。
これはアイドルとしてフォーカスしてるが、どんな職業でもあり得る。
それはみんなが何かしらのエキスパートでありプロだから。
それをアイドルとしての人気やダンスや歌唱を
通じて、プロであり続ける難しさを明確に
伝えてるのがナイス。
自身の経験が深く入りすぎて、エゴに感じる部分もあるが、それを上回る雪永先生のアイドルへの
深い愛が伝わる。
だからかつての雪永先生の活動を知ってる私からしたら、あの時はこういたかったんだなと。
特に配信活動のリアリティな表現は経験あってこそ、豊かな文脈になっている。
細部を見るなら、文字数制限あったかは分からないが、物語を繋ぐ連続性が欲しかった。
一気に時間が飛ぶのに少し違和感だったから。
それでもデビュー作でここまで説得力ある小説書けたのはすごい!
自身の経験を映した一次情報から為る作品は
やはり説得力があり、豊かな文章表現をも
超える。
これからも書くかは分からないが、物事に好奇心旺盛な雪永先生の描く世界にこれからも
期待したい。