第23話 ネームド
「やっとか」
一週間ほどしてやっとネームドに出会えた。
十階のネームドボスモンスター『サトリ』だ。
資料室の資料によると、強さは通常のボスモンスターと変わりないらしい。
問題はそのスキルにある。
『気配感知』『敵意感知』『簡易鑑定』
簡易鑑定で相手のスキルを把握し行動を予想する。
気配感知で相手の位置の把握をする。
敵意感知で誰が攻撃してくるかを認識する。
そしてコレを出来るだけの知能を有している。
厄介な相手だ。
「闇の精霊さんお願い!」
いつも通り、マイカの闇精霊魔法からスタートだ。
俺は避けづらい腹の中心辺りにパンチを放つ。
この動作と同時に手甲部分をカスタマイズアームでレイピアの様な形に変形させて間合いを長くする。
目が見えない状態なので対応しきれず、腹に一撃がささる。
ただ、カスタマイズアームを発動しながらの攻撃の為、どうしてもパンチに集中しきれない為、威力が軽い。
次の攻撃は、長い間合いと相手が思い込んでいるので、こちらの懐に入り込もうとボクシングのダッキングの様な動きをする。
もちろんカスタマイズアームをせずに普通の手甲状態なままなので、アッパー気味にヘヴィスウィングを叩き込む。
これも相手の反応が良いせいで、クリーンヒットとはいかなかった。
それでも確実にダメージを蓄積出来てるので、このまま持久戦に持ち込めば、時間はかかるが倒せる。
と、いうのが当初の計画。
無駄に周回数多かったので、とりあえずの目標だったモンクスキルを二つ上げるというのはクリアしてしまったので、マイカの方にドングリを集中させて、精霊使いを二つ上げて『土』と『水』を取ってもらった。
これで何をするかというと……。
「ゴガッ!」
床を土に変えて、そこに水を含ませ泥にする。
簡易とトラップの完成だ!
足を取られて一瞬動きが封じられたボスに予めレイピアの様にした手甲で脇腹から心臓の方向に思いっきりブッ刺す!
もちろんヘヴィスウィング込みだ!
実際心臓に刺さったのかは分からないけど、この一撃でボスの息の根を止めた。
「よっしゃあ!」
「やったぁ!」
勢いに任せて思いっきりハグをした。
もちろん、分かっててしました。
今なら怒られないと思って!
向こうもハグ仕返してきたからセーフのはず!
ドロップ品は毛皮かぁ。
ま、ネームドの分少し価格高いみたいだけどね。
しょせん初心者ダンジョンの浅い階で出るドロップ品。
銀貨二枚らしい。
早速ドングリを増やして実食!
マズイ! カタイ! なんで俺こんな物食えたんだろう?
「ぐもももも」
「リュウ! 大丈夫!?」
頷きたいけど頷けない!
そんな余裕ない!
無理矢理飲み込んだ!
「ガァァ!」
ボスモンスターみたいな声が出た。
「ふう……ふう……ふう」
あと二個、嫌なことは一回で済ませたい!
いっぺんに二個口に放り込む!
無理して飲み込んだ所で意識が飛んだ。
「リュウ起きて、起きて」
「あ、マイカおはよう」
「呑気なこと言ってないで、ダンジョンから出ましょう! 戦えるのが私一人じゃ心細いわ」
「え! ああ! また気絶したのか」
「そうよ、今日はもう帰ろ」
「うん、あ、でもその前に『ステータスオープン』」
リュウト サカイ レベル16
クラス: 錬金術師ランク3 付与術師ランク3 拳闘師ランク2 回復師ランク2 ゴーレムマスターランク2 モンク4
継承:オーガゼノン2(怪力2 痛覚鈍化2 ヘヴィスウィング2)
イエローバブーンサトリ2(気配感知2 敵意感知2 簡易鑑定2)
クラス補正 錬金術師(器用1 知性1 MP15)
付与術師(素早さ1 知性1 MP15)
拳闘師(強さ1 素早さ1 HP10)
回復師(知性2 MP10)
ゴーレムマスター(強さ1 器用1 知性1 HP10 MP20)
モンク(強さ2 器用1 HP20 MP10)
強さ 64 物理的攻撃力
器用 15 命中率
素早さ19 回避率、移動速度
知性 22 魔法的攻撃力
HP 83(83)
MP 122(122)+36(36)
スキル 言語理解
ヘヴィスウィング レベル2(補正値 ダメージ×4)
怪力 レベル2(補正値 強さ+20 強さ1.8)
痛覚鈍化 レベル2
気配感知 レベル2(補正値 素早さ+2)
敵意感知 レベル2(補正値 素早さ+2)
簡易鑑定 レベル2
追加MP レベル4(補正値 +20)
MP増加 レベル3(補正値 1.3)
錬金術師スキル 金属軟化
金属硬化
魔金属軟化
付与術師スキル 魔力付与
属性付与
魔力付与II
拳闘師スキル 手技格闘
脚技格闘
回復師スキル ヒール
ヒールⅡ
ゴーレムマスタースキル クリエイトアーム
カスタマイズアーム
モンクスキル 陽気
陰気
硬気
錬気
ユニークスキル 不思議なポケット
「よし! 取り込めた!」
強いというより、便利って感じのスキルだな。
実際どんな感じなのか試したいけど、流石に今日は疲れたから帰ろう。
【後書き】
お読み頂き、ありがとうございます。
この作品はGAウェブ小説コンテスト参加作品です。
コンテストでは皆さんの応援によるランキングを基準とした読者選考というのがあります。
この作品を『おもしろかった!』『続きが気になる!』と少しでも思ってくださった方は、フォローや、↓の『☆☆☆』を『★★★』に評価して応援して下さると作者がとても喜びます。
よろしくお願いします。
もう一つ参加作品があります。
スキル『粗製濫造』持ちのオッサン、齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【おっさんデビューシリーズ第二弾】
https://kakuyomu.jp/works/16818792437851647149
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