第14話 武器職人と○○
姿の変わったカイに
「おまっ、それって、、、」
「すまないな竜也、騙してるみたいになって。これがぼくの本当の姿、子供の方が何かと都合がいいんだよ。」
変身したカイの姿は、羽奏のまとめた情報と一致し、一番分かりづらいオーラもしっかりと放っている。
そんな姿を見てエリナたちは目を丸くした。驚いたというよりかは、今のこの状況に頭がついていけなかった。
「カイさん、でいいですか?少し時間もらっていいですか?」
そう言うと
状況を整理すると、竜也の連れてきたカイという少年は、自分たちが探していたランビーの伝説の武器職人であり、魔法で姿を変えていたらしい。
「オケ?理解できた?」
解説が終わり、羽奏がそれぞれ元の立ち位置に戻るように指示を出す。戻ったのを確認して、カイは話を続ける。
「で、君たちがなぜ、ぼくを探していたのかは分からないけど、面白そうだし、協力させてもらうね。」
「え?」
まさかの回答に竜也はつい、声を漏らした。
「マジ?やってくれんの?」
カイが首を縦に振る。それを見た一同はとても喜んだ。ただ、竜也だけは頭の整理が出来ておらず、ポカンとしていた。
「分かった。君たちの理想になるべく近しい物をつくろう。1週間ほどくれないか?整備してから型を変えるのは、少し時間がかかるんだ。」
カイは6人の要望を聞き、説明をした。この世界の魔道具(武器)は、持ち主とともに変化するものの、最初は、人の手によるちょっとした加工が必要なのだ。
「出来たら順番に呼んでいくから、呼び出しがあるまで、しばらく待ってくれ。おそらく、魔導師の嬢ちゃんたちのが初めに出来ると思う。」
「分かりました。」
エリナがそう言ったとき、まきは、首を縦に振って承諾した。
「まぁ、出来上がるまでは、この街を存分に楽しんでくれ!いろんな物があるからな。」
はい!っと元気に返事をして、6人は、ギルドを出ようとした。
「あ、すまないが、竜也だけ残ってくれないか。いろいろと話したいことがある。」
「だって!竜也ー!それではー!いってらっしゃーい!」
羽奏がテーマパークスタッフのように竜也を送り出す。竜也をギルドに残し、5人は流れで、ギルドを出て行った。
「えぇ?!そんなぁ俺はーー!?」
全員が、何か心配の目をこちらに向けて来ることもなく帰ってしまったことが、竜也にとってはかなりショックだった。いつメンの奴らは毎度のことだが、まさか、エリナもそのまま行ってしまうとは思っていなかった。
「竜也、大丈夫か?」
「あ、あぁ、ごめん」
カイに呼ばれていたことを忘れていて、竜也は深々と謝罪した。
「や、君だけ呼び出したぼくも悪い。すまなかったな。」
また、やってしまった。自分の失言が、何も悪くない人を謝らせた。竜也はそう思った。相手に言葉を返したり、自分の思っていることに集中した結果、何度も、それが失言につながっていた。
「おい、本当に大丈夫か?」
竜也の異変に気付いたカイが、声をかける。その声に反応して、竜也は今考えたことを振り落とそうとした。
「ダイジョブ!オレ、ダイジョブ、デキル。」
お得意のボケで竜也は調子を戻した。
「そ、そうか、ならいいんだけど、、、本当に?」
カイの問いかけに竜也は首を縦にブンブン振った。
「で、君に残ってもらった理由は1つ、ぼくの弟子にならないかい?」
「、、、は?」
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