人妻になった元担任の口唇に 4


「え‥な、なんで、大きくなっているのよ??」



小林先生の声は、驚きと戸惑いが入り混じり、わずかに震えていた。

狭い個室に満ちる空気が、いつの間にか重みを帯び、冗談でやり過ごせる一線を越えつつあることを、二人とも直感的に理解していた。



「それは……先生が、今も十分に魅力的だからです。理由を探すまでもなく、自然に、そう感じてしまって」


「魅力的、だなんて……そんな。毎日に追われて、疲れた大人に……」



言葉を否定するように視線を伏せながらも、彼女の指先は落ち着きなく膝の上で絡まり、その仕草が、完全には拒んでいないことを雄弁に語っていた。



「いえ。だからこそ、です。昔の思い出だけじゃなくて、今の先生だから、こうして心が動くんです」



短い沈黙が落ちる。視線が絡み、息遣いだけが近くに感じられるその瞬間、言葉の役割は終わりを告げた。どちらからともなく距離が縮まり、静かに、確かめ合うように唇が触れ合う。勢いではなく、迷いを含んだ、しかし確かな意思を伴った口づけだった。



「‥先生‥‥良いですか?」


「ふふ、良いわよ。サトルくんだけの特別授業をしてあげるわ」



それ以上の説明は不要だった。

何をするか、どこまで許されるのか――それらを声にしなくても理解できるのが、大人になったということなのだと、サトルは胸の奥で噛みしめる。


場所が場所だけに、無防備になることはできない。二人は身を寄せ合いながらも節度を保ち、触れ合いそうで触れ合わない距離のまま、互いの存在を確かめ合った。衣服越しに伝わる体温や、微かな香りが、想像を静かに煽る。



「……静かに、ね」



小林先生が囁く。


マジマジと見つめつつ、優しく肉棒を握る。手の平にじゅわと熱が伝わってくる。



「あの頃も大きかったけど、一段と大きくなったのね‥‥」



サトルの男根は女陰に疼いてくる厭らしい形状をしており、胸を高鳴らせていく。


いつか自分の息子のムスコも、こんな凶暴に成長してくれるのだろうかと不安と期待が膨らんでしまう。


優しく上下にスライドしつつ、堪らずに咥え込んだ。



「あっ、せ、先生っ!?」



先生の口内は唾液でぬちゅぬちゅして温かく、肉棒を舌先で這うように舐め回していき、快感の刺激が身体を駆け抜けていく。



「ん、ちゅっ‥ぢゅる、じゅぼ‥‥んむ‥」


「うっ、あっ、気持ち、良い‥‥」



厭らしい音が響き、寄せては返す快感に身体が跳ね上がり、情けない声を上げてしまいそうになるが、ここは飲み屋の居酒屋の個室。防音対策などしていないだろう。サトルは自らの手で自分の口を抑えた。



「じゅるるる‥‥ペロペロ‥ぢゅぼぢゅぼ‥‥ふふ‥‥」



口淫技で気持ち良くなってくれていることに気を良くしてしまう。

ぢゅるぢゅると吸引力が強くなっていき、



「ああああ、い、いく‥‥で、出るぅぅぅぅぅぅ!!」



サトルは身悶え、絶頂に到達した。

先生の頭を両手で掴み、ドビュッと勢いよく、先生の口内に白濁液を放出させた。



「ゴホッゴホッ、うッ‥‥すごい、量‥‥」



初めて経験する精液の量に口から漏れ出し、垂れた精液を手の平で受け取る。


そして口の中に残っている精液は、



「‥んっ、ゴックん‥‥ふふ、若いからなのか、夫のより苦いのね‥‥」



飲み込んでくれた。


涙目になり口から溢れた精液が垂れる。その姿にサトルの肉棒は衰るどころか、より屹立してしまう。



「うそ‥‥まだ全然元気なの!?」


「それは先生がすごくエロくて‥‥」



お互い見つめ合い、黙ったまま、唇を重ね合う。



「‥先生‥‥良いですか?」


「ふふ、良いわよ。サトルくんだけの特別授業をしてあげるわ」



何をするかは、これ以上言葉にしなくても理解する。

これが大人になったということなのだ。



場所が場所なだけに真っ裸になることはできない。

サトルは座席ソファーに座ったまま、先生が膝の上に跨り、真正面に向かい合う。


先生の上着をたくしあげた。

豊乳を包み隠す趣味が良い凝ったデザインのブラジャー。


欲望のままに剥ぎ取りたいが、先述の通りに全部を脱がしては何かあった時に言い訳ができない。まだ理性が保っている内に片乳のカップ部分だけめくり、胸を揉みしだく。



「キモチいい、キモチいいよ、サトルくん! んっ‥‥」



その声に応えるように、サトルは先生の口に蓋をするようにキスで塞いだ。声を極力漏らさない為だ。


サトルは再び口づけを重ね、舌と舌を絡め合い、舌や唇を甘噛する。



「ハァ、ハァ‥‥せ、先生、気持ち良い?」



「うん、すっごく気持ち良い‥‥」



短いやり取りのあと、サトルの中に、ふと現実がよぎる。



「今更ですけど、こんなことして、本当に良かったんですかね‥‥」



「だ、大丈夫よ。夫だって、ハメを外してきても良いって言っていたしね」



簡潔な答えだったが、その裏にある日常や葛藤を、サトルは想像せずにはいられなかった。それでも、彼女自身が選んだ時間なのだと理解し、余計な言葉は飲み込む。


二人は再び見つめ合い、まるで恋人同士のように、穏やかな口づけを交わした。

そこにあったのは、教師と教え子という過去ではなく、今この瞬間を共有する、大人同士の静かな夜だった。



***



翌朝、サトルは大学へ向かう道すがら、登校する小学生たちとすれ違った。弾む声や、少し大きすぎる鞄を背負う後ろ姿に、自然と歩みが緩む。


先日の再会が影響しているのか、自分にも確かに、ああした時間があったのだと、遠い過去を眺めるような感覚に包まれた。


そのとき、ポケットの中でスマートフォンが震え、短い通知音が響く。


画面に表示された名前を見て、サトルは小さく息をのんだ。



――小林先生。



そこには、「また時間が合えば、飲みに行きましょう。今度は、もう少しゆっくり」という、柔らかな誘いの言葉が添えられていた。


サトルは立ち止まり、空を見上げる。

あの夜が、特別なままで終わるのか、それとも続いていくのか――。


答えを急ぐ必要は、まだなかった。



終わり




→次回「聖地探訪で出会った人妻と」

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