第10話 暴露、そして本能

「怖がらないでください、夏背ちゃん」


そういいながらイェレナはフォールへと抱きつく


かたかたとフォールの体が震える


「本当はずっとこうしたかったんです」


そう言いながらイェレナはフォールをベッドへ押し倒す


「やっ...やめて、イェ、レナ」


やっと出た言葉はとてもか細くいつものクールさは消え去っていた


「私知ってるんですよ?夏背ちゃんが私の前で頑張ってカッコつけているの」


「本当は人一倍元気で明るい子なのにフォール・グッナイというキャラクターを真似ているのも」


「レズって事を必死に隠して私に接してくれるのも、私の事を撫でた日はこっそり1人で致してるもの」


「全部、全部全部ぜーんぶ知ってるんです!」


「あっ、やぁ、やめ」


イェレナは喋りながらフォールの服を脱がしていく


フォールも抵抗するがいつものような力は出せずに為されるがままな状態になる


「この部屋には防音魔法と魔力阻害の魔法がかかっています。なのでここでは夏背ちゃんはただの一般人て事になりますよ」


そう言いながらフォールの最後の砦である下着を剥がす


「っあっ///」


推定Eはありそうな大きな胸が露出する


「私、ずっとこうしたかったんです、夏背ちゃんが私にこうしたかったように私も夏背ちゃんにこうしたかったんです」


そう言うとイェレナはフォールの胸を掴み揉み始める


「んっ、ふぅ...ふー」


イェレナは一通り揉み終えたのか自分の服を脱ぎ始めてその陶器のように綺麗な肌を露出させる


「ねぇみてください夏背ちゃん!これは貴方が私につけた世界に1つだけの目印ですよ!」


そう言いイェレナはフォールに刺された傷跡を見せつける


「あ、ごめっ、ごめんなさい!ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


「いつものクールぶってる夏背ちゃんも良いけど弱ってる夏背ちゃんもいいですね」


「ねぇ夏背ちゃん、私ずっと画面の中から夏背ちゃんをみてたんですよ?」


「ふぇ?」


「いつもどの攻略対象を選んだらイェレナが幸せになってくれるかなって考えながらプレイしてくれてて、本当に嬉しかったです」


「でもそれ以上に私は夏背ちゃんに幸せになって欲しかった!いつも夜遅くに帰ってきて疲れてる様子だったから」


イェレナは興奮しているのかフォールの胸を少し強く揉む


「んっ!んぁっんっんっ」


「それでやっとあなたをこっちの世界に連れてくる準備が出来たからあの日、あなたをこの世界へ連れてきたんです!」


フォールは快楽により回らない頭の中で考えていた


(つまり私は、よくある死んで異世界転生、ではなく生きた体から魂をこの世界の中へと引き摺り込まれたって事?)


「多分あっちの体は心筋梗塞かなんかで死んでるんじゃないですかね?」


「でもあんな生活を送ってたんじゃどのみち早いうちに死んでそうでしたけどね!」


「でももう心配しなくて良いですよ!」


「これからは私がいますからね!」


イェレナは言いたい事を言い終えたのか右手をフォールの陰部へ手を伸ばす


そして程よく湿った陰部の中へ指を挿れる


「あ゛っ!?やだやだやだやだ。これやだぁ!気持ちいいの!1人でするのとは違うの!」


「私で気持ちよくなってくれてるんですか!?夏背ちゃん!もっと気持ちよくなって可愛い声を聞かせてください」


そういうとイェレナはフォールのGスポットを弄り当てて執念に攻め続ける


「〜!!!!〜!〜〜!!!!」


フォールは声にならない声をあげてイェレナの加虐心を沸き立たせる


「あはっ!夏背ちゃん!もっと!もっともっーーと感じてください!」


そう言いながらイェレナはフォールにキスをする


「んっ、んむ、あっ、ん〜///」


初めは唇を合わせるだけだったものがいつしかお互いに舌を絡めさせあって快楽を求めていた


「イクッ!イェレナ!イっ...ちゃう」


「イって下さい!」


(あっ...もうだめ)


「っ〜〜〜!!!??????!!!?」


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


肩で息を切らしてぐったりしているフォールとは対象的にイェレナは満足気だった


「夏背ちゃん...愛してるよ♡」


そう言いながらイェレナはフォールに抱きつき、2人は眠りについた

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