不器用だけど、愛してる。

レンの華

Prologue

不器用だけど、愛してる。


心のどこかで、ずっと、求めていた。



一度ももらったことがない、無償の愛を。



目に見えぬ人の温かさを。




「どこにいるんだろう…」



こんなわたしを心から愛し必要としてくれる人が。



もしかしたらそんな人は1人もいないのかもしれない。




でも。



優しく手を差し伸ばしてくれた人がいた。






ずっと、そばにいたい。



そう思える相手に初めて出逢いました―――。





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