第3話「森の奥へ」

 こうして、学たちは森へ向かった。


「ねえ、本当にいると思う?」


 高西亜祐美(あゆみ) が軽い調子で聞いた。彼女は浅く軽く考えるタイプで、何でも「まあ、いいんじゃない?」と済ませる傾向がある。


「いたら楽しいし、いなくてもいい運動になるし、別にどっちでもいいけどさ。」


「亜祐美、適当すぎ!」


 萌菜が苦笑する。


「でも、もし妖精がいたら、何をお願いする?」


 奥本暢子(のぶこ) が興味津々に聞いた。彼女は積極的にフィードバックを受け入れ、新しいものを試すのが好き。


「私は、もっとワクワクする毎日を過ごせるようにお願いしたいな。」


「いいね、それ!」


 学は静かにみんなの会話を聞いていた。


「俺は……もし妖精がいるなら、何か目標達成のヒントをくれってお願いするかな。」


 学は、目標に向かって一貫した努力を続ける性格だ。夢のような話でも、ちゃんと現実に活かせるものを求めたくなる。


「私は、みんなが自分をもっと大事にできるようにお願いするかも。」


 そう言ったのは中谷自然(しぜん)。彼女は自分を理解し、成長する機会を大切にし、包容力のある性格だった。


「妖精って、願いを叶えてくれるんだよね? だったら、自分たちのことをもっと知るためのヒントをくれるかもしれない。」


 その言葉に、みんなは静かに考えた。


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