ファンタジーの要素を加えるだけなら、どのジャンルでも簡単です。
単に日常のどこかを非日常にすればいいだけなのですから。
しかし、ファンタジーの要素を活かすとなったときが大変なのです。
現実世界に非日常が加わったとき、どこに影響を及ぼすかを考え、そのうえでファンタジー要素を組み込んだからこそ面白いといえる作品にしなければならないからです。
この作品は「ファンタジー要素の組み込み」の教科書に相応しいと思います。
特に主人公の夢と葛藤はファンタジー要素を組み込んだからこそ!
現代ファンタジーの作品ですが、異世界ファンタジーを書く人にとっても参考になる小説だと思います。ぜひ、ご一読を!