第7話
「…ユズキが」
「ユズが?」
「……起きた」
「起きた?………ユズ!?」
慌てて病室に入ってきたユウ。
その後ろにはジュン達も居て。
「ユズ~!!」
「っ、」
痛い…。
勢い良くユウが飛び付いてきた。
なかなか離れようとしないユウをサクが乱暴に引き離す。
「何すんのさ!」
「別に何も。」
サクは変わらず素っ気ない奴だった。
その後は白髪混じりの年老いた医師に診てもらった。
幸い軽症で済んだらしく、暫く安静していれば三日後には退院できるらしい。
怪我に対しての経緯など詳しく聞かれるかと思ったが、詳しく詰め寄っては来なかった。
「…ユズもう大丈夫なの」
心配そうに顔を覗き込んでくるユウに私は小さく頷き返す。
頭以外の外傷は殆ど無かった。
頭も切れただけで、まぁ出血は多かったらしいけど。
あの男達は一体何がしたかったんだろうか。
本気で私を潰すつもりなら、こんな半端な状態にしないだろう。
一人考えを巡らす私にマサヤは声を張り上げた。
「大丈夫な訳ないやん!!丸一日意識なかったんやで」
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