藤吉郎の噂作戦で尾張統一が見えてきた。
だが、そこに立ちはだかったのが尾張守護を任されていた
斯波家は当主こそ
信長の父、織田信秀も元々は織田家庶流、守護家の陪臣であった。
次第に守護家をも凌ぐ勢力にまで拡大し大名となったが、理由もなく斯波家に攻め混む事は出来なかった。
だが、信長が今にも尾張統一を成そうとしている。
それを良く思っていなかった信友一派は信長暗殺を企てる。
「信長さえ居なくなれば、尾張守護である斯波家が尾張統一をする
そして斯波家もなくなれば…」
「守護代様も
そうなれば、信友様が尾張守護となり私が守護代ですか?」
清洲城の一室では、時代劇さながらの暗殺計画が話されていた。
それを密かに聞いていた者がいた。
「信長だけじゃなく私まで殺す気か!?」
斯波義統であった。
「このままでは私も殺されてしまう…」
義統は信頼出来る部下に書状を託し織田家へ向かわせた。
しかし、義統に見張りを付けていた信友の部下に捕まってしまい書状は信友が手にした。
「家柄だけのぼんくらがっ!
私の計画を邪魔しようなんて百年早いわっ!」
信友は激怒し部下を引き連れ義統を襲撃した。
信友の謀反は信長に攻め混む口実を与えたようなものだ。
「尾張守護様の敵討ちだ!!」
信長軍は信友一派を一掃し、遂に尾張統一を果たした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます