惑星を作るゲームを無課金、オフラインでプレイして10年。オンライン登録した次の日、ログインしたら世界ランキング1位になってる!?
牧村和樹(グレイレッド)
1日目
第1話 始まりは……
「……」
その画面では、黒い石のような物を楽しそうにこねくり回していた。
「……」
霧菜は頷きながら納得した様子の表情でタッチペンを机に置いた。
霧菜は綺麗な長髪のピンク色をしており綺麗な青色の瞳で黒縁眼鏡をかけている。そしてスタイルもバランスが良い。
霧菜は幼少期にとあるきっかけで声を出せなくなった。
だが、今は環境が変わったおかげもあり、表情は明るくなった。
「……」
霧菜は無言で満足した様子で背伸びをしていた。
「……?」
何か物音が聞こえた。
「……」
霧菜は音の聞こえる方向に行った。
「……」
音が聞こえた場所は台所の冷蔵庫近くにでうつらうつらと誰かが動いている。
「……」
「いつ!」
霧菜は動いている何かを小突いた。
「やあやあ、
「……」
霧菜は無言でガサガサと物音を立てている人物の女性、
「……」
「何をしているって?それはお腹が空いたから冷蔵庫漁りに来たんだ!?」
霧菜は軽く昭のおでこをデコピンする。
「……霧ちゃん、痛いよ」
昭は涙眼になりながら大袈裟なリアクションで悶えていた。
「……」
「え?麟憧凪お姉ちゃんよりは痛くないから良いでしょ」
昭は霧菜の青い瞳を見て言葉を返す。
「……」
霧菜はジーと無表情で彼女を見る。
「何?どうして霧菜に夜食作ってと言わないの?」
昭は霧菜を見て言葉にするとこくこくと頷いた。
「だって、霧菜が寝ていたら悪いじゃない」
昭は純粋な笑顔で頭を掻きながら霧菜に言う。
「……」
「いつっ!」
霧菜は無言で不意を突いて彼女のおでこにデコピンをする。
「え?お姉ちゃんに冷蔵庫をいじられるとぐちゃぐちゃになるから嫌なの」
ジト目で霧菜は昭の瞳を見て頷く。
「……ごめん、作って貰えるかな霧菜」
昭は霧菜に申し訳ない表情を見せて頼む。
「……」
霧菜は笑顔を見せて昭の瞳を頷く。
冷蔵庫を開けて食材を確認する。
「……」
霧菜はテーブル椅子に座った昭を見る。
「うどんが食べたいな」
昭は霧菜の瞳を見て言う。
「……」
「トッピングは卵で」
昭は霧菜の瞳を見て言う。
霧菜は昭に笑顔を向けて頷く。
「……」
霧菜は台所にかけているフックから可愛らしいマスコットキャラのエプロンをかけて冷蔵庫からうどんを1玉と卵を用意し始める。
「……」
霧菜は鍋を用意して、お湯を沸かし始めてうどんを茹でる。
「……」
茹で上がったうどんと温めたつゆをどんぶりに入れて生卵を入れて彼女に出した。
「ありがとう」
昭は霧菜の瞳を見て笑顔で言う。
「いただきます!」
昭はうどんを食べ始める。
「美味しい!」
「……」
霧菜は昭が美味しく食べてる様子を見て笑顔を見せる。
霧菜は今現在、うどんを美味しそうに食べている私の保護者をしている昭と2人で暮らしている。
「……」
昭の家に来てから10年かと思うと時がたつのは早いものだと思う。
「あ、霧菜、そう言えば」
「?」
昭はうどんを食べながら声を掛ける。
「ワールドオーダーはどう?」
昭のあたり前な一言から物語は始まる。
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