第8話
両手を後ろ手に縄で括られ、ばたつかせる足を押さえつけられながら着物を割られて、鈴は恐怖に顔を引き攣らせた。
<font color="#cd5c5c">「やめ、て……っ」</font>
震えながら言うが、栄治はもちろんやめない。
<font color="#cd5c5c">「お願い!やめて!赤ちゃんがいるの!」</font>
必死に鈴は言った。
それに、栄治はニヤリと笑った。背筋に冷たい汗が伝うのを感じる。
<font color="#669966">「だから?うっかり、子供が出来る可能性がなくて、ちょうどいいじゃねぇか。へへ、たっぷり
あまりにも不道徳な言葉にショックを受けていると、鈴の目の前に、栄治がすっかりいきり立った男根を取り出し、突き出してきた。
<font color="#669966">「ほら、咥えろ!」</font>
ひっ…と掠れた声が鈴の喉から出る。
栄治のそこは、鈴を震え上がらせ、嫌悪感を抱かせた。
彦佐以外の男の身体は知らないが、彦佐には驚きはしても、嫌悪感は少しも感じなかった。
栄治には嫌悪感しか感じない。気持ち悪い。
鈴は顔を背け、暴れた。栄治の好きには、絶対にさせたくない。
開けた着物の間から、鈴の透き通るような白い肌がさらされている。
暴れる鈴の着物の裾はわれ、腿の辺りまできめ細かく滑らかな柔肌が露出していた。
栄治はゴクリと喉を鳴らし、さらに着物を開けさせ、しなやかな脚に手を這わせながら、性急な動きで鈴の腿を押し開いた。
<font color="#cd5c5c">「いやっ…!」</font>
閉じようとする下肢を、両手で思い切りこじ開ける。
着物を腰上までたくしあげ、邪魔な布を完全にどかすと、鈴の女の部分が栄治の前にさらされた。
色素が薄い鈴の秘所は薄毛がわずかにあるだけで、その全てを殆ど無防備に彼に見せている。
<font color="#669966">「
栄治は指で花弁を開き、桃色の粘膜を見つめると荒い息を吐きながら、甘皮の下に隠れた陰核を剥き出し、閉じている小さな淫口に熱い視線を注ぐ。すでに、雄の証はそこに入る準備が出来ている。
指で入口をつつく。そして、指先を強く押し込み、抜き挿しし始めた。
<font color="#cd5c5c">「う…!い、痛い…いやぁ!や、やめ…てぇ!」</font>
逃れようとする鈴の腰を押さえ込み、指を繰り返し動かす栄治。
キュッと指を締め付ける入口。膣内も狭く、具合が良さそうだったが、濡れ方が足りないせいで、摩擦感が強い。
栄治の欲望は膨れ上がり、早く欲求を満たしたくて疼いている。
指を引き抜き、僅かについた蜜を舐めると、興奮に鼻息を荒くする栄治は、一気に雄の証を押し込もうとした。
<font color="#669966">「今から、俺のコレを挿し込んでやるからな…」</font>
彦佐のモノより、太さも長さも一回りほど小さいが、先端から透明な滴を滴らせ、太い血管が浮き出した栄治の雄は、赤黒く淫水焼けしていて、凶悪な姿をしていた。
鈴は切羽詰まった危機感に身体を強張らせた。栄治のモノが自分の胎内に入るのを想像しただけで、嫌悪感と恐怖に鈴の身体は閉じる。
<font color="#669966">「くそっ…なんだよ、入らねぇ…」</font>
栄治が挿入しようとする度、鈴のそこは彼を押し返し、侵入を拒んだ。
<font color="#669966">「ちっ。生意気な…」</font>
鈴の脚を思い切り開き、栄治は必死で彼女の胎内に入ろうとした。
<font color="#cd5c5c">「やあぁっ!もう、やめてっ!」</font>
<font color="#669966">「うるせぇ!彦佐に毎晩、可愛がられてんだろ?何も知らない生娘みたいな顔すんじゃねーよ!」</font>
荒々しく乳房を掴まれ、痛みに悲鳴をあげながら、同じ男でも彦佐と栄治はまるで違う…と、鈴は強く感じていた。
鈴が彼を拒んでいた頃でさえ、彦佐は彼女に触れる時にはとても優しかった。鈴の身体を内側から開いて、敷布に染みが出来る程に濡らし、彼女の身体の隅々まで丹念に愛撫を繰り返した。
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